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テーマ:DVD映画鑑賞(13589)
カテゴリ:~2006年 映画・ホラー
娘が借りてきたんで一緒に見ちゃいました。
☆サイレン☆(2006) 堤幸彦監督 市川由衣、田中直樹、阿部 寛、西田尚美、松尾スズキ、高橋真唯、西山 潤、嶋田久作、森本レオ ストーリー 1976年、夜美島(やみじま)。嵐の夜、海は赤く染まり、謎のサイレンの音とともに全島民が突如消失した。発見された唯一の男は狂ったように同じ言葉を繰り返し唱えた。「サイレンが鳴ったら外に出てはならない―――」 事件から29年、父と弟とともに夜美島に引っ越してきた天本由貴は、島民が言い残した「サイレンが鳴ったら外に出てはならない」という不可解な警告に違和感を覚える。異様な土着の宗教、不気味な旋律の島唄、赤い服を着た謎の少女・・・。次第に疑心暗鬼になっていく由貴。そしてサイレンが島に鳴り響く。サイレンが鳴るなか外に出てしまった家族は、次第に様子がおかしくなっていく。そして3度目のサイレンが鳴る時、29年前の事件の正体が姿を現し始め、全てが狂い始める―――。 ~~~~~~~~~~ クラシカルな雰囲気漂うホラー。 金田一とかね、そういった雰囲気だよね。 そういえば、劇場の予告編を劇場でもTVでも見た。 その時は、かなり恐いのかと思って映画館にいかなかったんだけど、これなら映画館で見ても恐くなかったなあ。 不気味な島、島民達、古びた家、うっそうとした森林、霧。 舞台はもうそれらしく、作りこんである。 この引越ししてきた家族(娘とぜんそくもちの弟、それに父親)も、なんでこんな所に来るかな~って思うよね。 もちろん、ここに来なくちゃ話が始まらないんだけど(笑) しかし、所々チープな感じが笑えてしまった。 スモークの霧が、わざとかわからないけど「素人の作ったホラー映画」みたいな感じの霧だったなあ。 土着の宗教は、ムンクの「叫び」のような像が祭られている。 ただそれだけなんだけどね。 島歌や、伝説はお約束かもしれない。 実は私は 「昔疫病が流行り、この島に幽閉された患者達が、サイレンが鳴る時だけ自由に歩き回れる。患者の存在を知らない島民達は、【サイレンが鳴ったら外に出てはいけない】という言い伝えを守っている。」 という話を考えていた。 そこからどうホラーになるかまでは、考えていなかったのだが・・(笑) もちろん、全く話は違っていた。 サウンド・サイコ・スリラーと銘打たれているようだが、確かにサイレンに関しては、うまく使っていたなあと思う。 その「オチ」は、気がつかなかったのよ、私。 ビックリする所までは行かなかったけど、「なるほどそういう手もあったな」と感心した。 しかし、そのオチを見ても、よくわからないことはたくさんあるねえ。 ゲームが元だというので、ゲームをやると分かるのかしら?? 赤いマントの女の子はなに? 島民はなんなの? ~~~~~~~~ 主役の女の子は、うまいんだかへたなんだかよくわからなかった。 その弟君は、結構雰囲気出していたんじゃない? お父さんは森本レオさん。 ちょっと彼の暴れぶりの場面は長かったね。 こういう役は見たことなかったから面白かった。 島民の中で唯一、この主人公の少女に関わる島の医者を田中直樹。 田中直樹は演技がうまいと思う一人なんだよね、普通の役も彼が演じるとなんだか裏がありそうな気がしてくるし^^) ここでは、かなり押さえ気味かな~~。 いつかどこかではじけるぞと思っていたんだけど、ラストまで普通だった。 (普通じゃない所もあるけど、それほどでもないな) 勢いで見ちゃったけれども、勢いだけの映画かなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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