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カテゴリ:~2006年 映画・ドラマ
スペイン映画。03・6月公開されているので、そろそろビデオも出るかもしれない。 「深い眠りの底でも、女は女でありつづける」公開時のコピー。 とあるダンスの公演で隣り合わせた男二人が、偶然病院で再会する。 ちょっぴりひ弱そうな小太りの男ベニグノは、交通事故で4年も昏睡状態のアリシアの看護をしている。 もう一人の男は、ジャーナリストの男マルコ。 スペイン版役所公司。 ほんとに目元とか似てるんだよね。 彼も、女性闘牛士の彼女が、闘牛の際、牛に全身を突かれて昏睡状態になってしまった。 マルコは、先のダンスの公演を見て泣くし、歌を聴いて泣き、とにかくよく泣くのだ。 マルコは、闘牛士の彼女リディアになにをしてあげればいいのかわからずに悩む。 ベニグノが、マルコに「彼女に話し掛けて」とアドバイスする。 「女性の脳は神秘的だから」とね。 医学的に大脳の大半を損傷してしまった、リディアは完全に植物状態だ。 しかし、医学的には解明できない奇跡というものがあると。 ベニグノは、実は、アリシアのストーカーみたいな物だった。 アリシアは、バレエの生徒だったのだが、その彼女を見かけてからベニグノは、彼女に思いを抱いていた。 そして、偶然この病院で、看護師として、彼女と再会する。 献身的な彼の介護は、彼女との愛のひとときなのだ。 爪の甘皮を取ったり、全身マッサージしながら彼女に、話し掛ける。 今日は、バレエ公演を見てきたよとか・・・二人で住む家はこんな風にしようとか! このアリシアは、とにかくベッドで寝ているシーンばかりなのだが、バレリーナにしては、かなりずしりとした体。 でも、寝ている演技がとてもいい。 起きて演技していると、なんて事の無い女優なんだけどなあ。 闘牛士の方は、筋肉質の体型で、マタドールの服を着ると、かっこいい。 彼女の場合、寝ているより起きてる方が存在感があるな。 マルコは、リディアのベッドに、かつてのリディアの恋人がいるを見つける。 そして、二人の中が、実は元に戻っていた事を知る。 傷心のマルコは、病院を離れ、世界を旅するジャーナリストの仕事に戻る事にした。 病院を去るという時に、ベニグノはマルコに「アリシアと結婚したい」という。 何をバカなことを言っているのだ。と驚くマルコに、 「彼女とぼくの関係はとても幸せなんだ。」というようなことを言う。 彼の献身的な看護は、かわいくもあるのだが、じわじわと来る不気味さもあるかもしれない。 そんなある日、病院ではアリシアが妊娠している事が発覚する。 そして、旅先でリディアの死を知ったマルコは病院に連絡を取る。 しかし、ベニグノは逮捕され、アリシアは、違う病院に移っていた。 あわてて、刑務所に出かけたマルコ。 ベニグノから、「アリシアは無事なのか。子供は生まれたのか。調べてほしい」といわれる。 そして・・・ 最後は・・・再び、現代バレエの公演のシーン。 マルコが、公演を見に来ている。 純粋な愛情?異常な愛情? どう捕らえるのかな・・ とにかく、アリシアの昏睡状態の表情や、素敵なバディは必見かも。 それと、現代バレエのアリシアの先生ピナ・バウシュ。 しらないけど、彼女はもちろんバレリーナなんでしょうね。 まったく、スタイルや、姿勢がバレエ一筋の人のものだもの。 そうそう、無声映画が途中で入るんだけど、面白いね。 不思議な映画でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.10.27 22:36:28
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