2006/10/22(日)22:46
16ブロック・・・・ブルース・ウィリス
やっと見てきました。
DVDにしようかと思ったけれども、ちょうど時間があったので^^)
予告編で007やってますね~。
ジェームズ・ボンド、ちょっと繊細な感じね。
それから、ペンギンが気持ちよさげに「マイ・ウェイ」を歌ったり、産毛の子どもペンギンがタップを踊る予告編「ハッピー・フィート」
これかわいいよね~♪
公開は2007年春ですけど。
☆16ブロック☆(2006)
リチャード・ドナー監督
ブルース・ウィリス・・・・・・・・・・・ジャック・モーズリー
モス・デス・・・・・・・・・・・・・・・エディ・バンカー
デヴィッド・モース・・・・・・・・・・・フランク・ニュージェント
ストーリー
NY市警のジャック・モーズリー刑事は、かつて捜査中の事故で足を負傷、今では酒浸りの冴えない日々を送っていた。夜勤明けのある日、彼は上司から証人エディ・バンカーを16ブロック先の裁判所まで護送してほしいと頼まれる。15分もあれば終わる仕事と説得され渋々引き受けたジャック。ところが、車で移送する途中、エディが何者かに襲われる。間一髪でエディを助け出したジャックは、バーに身を潜め応援を要請する。しかし、そこに現れた同僚刑事フランクの口からは、意外な事実が告げられるのだった…。
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思っているのとは違っていたけど、おもしろかったです。
まあ、大掛かりな感じではないけれども。
先日「ザ・センチネル」見てマイケル・ダグラスが、老いてもまだバリバリだ~いって感じだったんで、ちょっとウィリスもそういう感じでやるのかな?って思っていたんですよね。
でも、彼自身のアクションはそんなにでもないかも。
最初、うらぶれたウィリスが登場した時は一緒に見ていた旦那が「これ、ブルース・ウィリスだよな?」と聞いてきました(笑)(もちろん、ウィリスだと思わなかったという事ですよね。まあその気持ちもわかります)
う~ん、この皺の加減といい頭髪といい、お腹の出具合といいうらぶれてますわ~(笑)
でもね、このうらぶれた中年刑事が徐々に、渋くてかっこよくなっていくんですよ^^)
まあ、一番素敵に見えたのはラストのバースディケーキの前の彼でしたけどね。
すご~いクセのある話し方をする(これって、なまっているという事?)黒人エディ。
彼は「銀河ヒッチハイクガイド」の主人公の友人だったのね~~。
見ている時は全く思い出さなかったですよ。
しゃべり方にすっかり騙されたという事かな?
ジャックの元同僚フランク。
デヴィッド・モース。グリーンマイルとかいろんな映画に出てますね。
今回のこの映画は重要な役。
ガムをくちゃくちゃしながら、脅したりすかしたり、いい奴に見せたりその裏で「殺せ」と命じたり、なかなかな男を見せていたと思うのです。
でも、顔にもクセがあるよね(笑)
私なんでか、「ショーン・オブ・ザ・デッド」の
サイモン・ペッグと間違えちゃうんですよね~、このデヴィッド・モースを^^)
ちょっと人物の背景がよくわからなくてね。
裁判所に連れて行く点に絞っているので、あんまりバックを入れる時間がないのでしょうね。
ウィリスは、片足をちょっと引きずるアル中かしら?
何でこんな状態になったんだろうか?って思ったけど、直接この映画には関係ないらしく、説明無しでした。
元同僚フランクとの関係は、昔を思い出させるような友情を強調したりするけれども、これも結局ラストまでどんな関係で二人の間に何かあったのか、ちょっとわかんなかった。
つい、足を負傷した事にこのフランクが関係したのではないかと、思ったりしちゃったんだけどね~。
何もなかったのかもね?
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エディがまあよくしゃべるのだ、その分ジャックはあんまりしゃべらない。
二日酔いで具合が悪そうなジャックだが、刑事のカンはさすがで、追っ手の物音を瞬時に感じ取ったりして、ちょっとかっこいい^^)
そして、この町に精通している分、ちょっと頼れるかも・・・と思ったらエディが「あんたといると命も危ない」と逃げられそうになったりする。
最初、このエディもジャックを裏切るんじゃないかと想像しながら見ていたんだけどね。
でも、むしろジャックに「良い予兆」なんて宗教的?哲学的?な事を言いながら、奇妙な友情を感じる関係になっていく。
なんか、いい感じ^^)
とにかく追われまくるジャックとエディ。
不利な事がいっぱいあるし、何よりも追っ手がプロという事もあるし、もう散々な目にあっちゃうんだよね~。
1・3~1・6kmでしたっけ、16ブロックて。
そんな短い距離の間にぎゅっと凝縮したところが、どうなる、どうなる?!って面白くしたんだと思う。
あのバスジャックのところなどは、あまりにジャックたちが不利なんで「この先どうするの?」と不安になっちゃった^^)
余談だけど、ちょうど今小説で「ネゴシエーター」の出てくる小説を読み始めたところなんで、この交渉する所に妙に反応してしまった(笑)
娯楽作品として、う~ん小粒なのかな・・・でも、おもしろかったけど。
ブルース・ウィリスが、派手なアクションから渋さを感じさせる方向に変化してきたんだね。
まだまだ、がんばるぞというところがうれしい一作でした。