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テーマ:映画館で観た映画(8349)
この映画、DVDが2/2に出ますね。
でも、こちらの映画館で上映してくれたので、行ってきました。 ☆マッチポイント☆(2005) ウディ・アレン監督 ジョナサン・リス・マイヤー・・・・・・・・・・・・・・クリス・ウィルトン スカーレット・ヨハンソン・・・・・・・・・・・・・・ノラ・ライス エミリー・モーティマー・・・・・・・・・・・・・・・クロエ・ヒューイット マシュー・グード・・・・・・・・・・・・・・・・・・トム・ヒューイット ストーリー 元プロテニス選手のクリスは、大金持ちの息子・トムと親しくなり、やがてトムの妹・クロエと付き合うようになった。ある日、トムの別荘に招かれたクリスは、トムの婚約者・ノラと出会い、関係を結んでしまう。挑発的なノラに心を奪われつつも、野心家のクリスは上流階級への仲間入りを選び、クロエと結婚。そんなある日、偶然ノラと再会したクリスは、愛欲ゆえに再び彼女と関係を持ちはじめ…。 ~~~~~~~~~~~ ウディ・アレンだったんですね。 ウディ・アレンの映画ってあんまり見たことが無いんだけど。 皮肉さがちらちら、そういうところはウディらしいというのでしょうか。 でも割と万人受けするって感じで、ウディ監督を意識する事は無かったです。 この主人公が読む小説がドフトエフスキーですね。 実は「罪と罰」とか真面目に読んだこと無いんです。 なので、この映画がこのドフトエフスキーの小説に関係しているのではないかと思いながらも、私にはわからないのですが^^) ~~~~~~~~~~~~ この主人公クリスは自分がどういう方向に向かって行くのかしっかり持った青年。 野心家ですよね。 そして「運」を味方につける男という事ね~。 一方ノラですけど、彼女も金持ち坊ちゃんのトムと婚約している女優志望の女性。 トムにとって、彼女が美人なのがの婚約の決め手。 まあ、お気軽な金持ち坊ちゃんです。 ノラはうまくすれば玉の輿なわけで、絶対に逃してなるものかと普通はがっちりとトムを捕まえておくと思うんです。 でも、彼女ちょっと違いましたね。 彼女は女優で活躍もしたいと思うわけです。 一向に芽は出ないけど・・・ それに彼女は自分でも言っていますね 「男はみんな私に惹かれる」と ありゃ~~、普通にそういわれると、そうですかあとしかいいようがないわ(笑) 前半は彼女のそういう、男性を惹きつけずにはおれない魅力が見られるのです。 そして、そのノラをスカーレット・ヨハンソンが演じているのね。 彼女にぞっこんほれ込んだのがウディ監督らしいですね。 まあ、ほどよい色っぽいシーンもありました。 でも「ブラック・ダリア」でもそうでしたけど、そんなにサービスはないかも(笑) 意外と、彼女はがっちりした体型ですよね。 ウエストとかそんなに細~~いって感じじゃないもんね。 そして、クリスがヒューイット家の娘と結婚し、婿としてなりあがっていくんですね。 このまま大人しくしていれば、安泰って感じ。 トムとの婚約を解消されたノラは姿を消すんです。 しかし、ある日彼女と偶然出会ったクリス。 彼女にもともと惹かれていた彼は、ノラと浮気しちゃうのです。 ノラって、一途な女性だったんですねえ、これは少々意外でした。 彼女の恋は損得抜きですね。 クリスと恋人関係になっても、クリスの上昇志向を考えればうまく行くはずも無いって思うんだけどねえ。 クリスがせっかく手に入れた上流階級の生活を捨てるはずも無いじゃないですか? 彼女、男を見る目が無いというか・・・まあ、そういうところから悲劇が起きるんですけど。 とはいえ、ノラを見るよりもクリスの立場にたってみちゃう映画ですね。 彼の言い訳はみっともないし、支離滅裂だと思うんだけど、それでも彼がどうなるのかハラハラしてしまいました。 サスペンスとして大いに楽しめる映画でした。 彼は罪を犯し、しかし罰は逃れる事ができたわけですね。 ドフトエフスキーの「罪と罰」のようにはならないという事なんでしょうね。 そして、人生には「運」も必要なのだなんてね、見せてくれました。 ************* 「運を奪って生き残れ」というわけで、「運」に絡んだサスペンスはこちらもお薦め 10億分の1の男 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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