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テーマ:DVD映画鑑賞(13597)
カテゴリ:2007~映画・コメディ
☆ハサミを持って突っ走る☆(2006)
ライアン・マーフィー監督 ジョセフ・クロス アネット・ベニング アレック・ボールドウィン ブライアン・コックス グウィネス・パルトロー ジョセフ・ファインズ エヴァン・レイチェル・ウッド ジル・クレイバーグ ハサミを持って突っ走る ストーリー 全米ベストセラーのオーガスティン・バロウズの自叙伝を豪華キャストで映画化したシニカル・コメディ。アルコール中毒の父と夢想家でレズの母が離婚、精神科医の家で暮らすことになった少年オーガスティンの奇妙な日々を描く。 ~~~~~~~~~~~~~~ 成長する青年の話・・・ということなのかな~~。 ある意味ホームドラマでもあるよね。 壊れた家族とかなりへんてこな父親を中心に寄り添っている家族。 その二つの家庭を見ているのが主人公のオーガスティン。 もともとの家庭は離婚により崩壊。 母親をまだまだ慕う少年期のオーガスティンにとって新たな家庭は普通じゃない。 まあ、普通ってどういうことか?って問題もあるけど。 預けられた精神科医の家。 こういう精神科医ってどうだろうか? このフィンチ(精神科医)ってほんと、摩訶不思議な人物だ。神がかりになる「う○こ」の話には笑った~。 でも彼自身も診察を受けてもいいかもしれないと、ちょっと思ったけど・・ね^^) でも、オーガスティンの母親にとって自分を全肯定してもらえるということが大事なのかもしれないって思う。 その代わり、オーガスティンの父親は母親の詩人の才能を踏みにじる悪人ということになってしまったんだけど・・(笑) そうそう、「怒りを溜め込んではいけない」とフィンチがいう。 これって、そうだよね~~。 ストレス溜め込んじゃいけないよね。 しかし、人に危害を加えてはいけない・・昨今怖い話が多いし、もっとストレス緩和を学ばなくちゃいけない時代になっているのかもしれない。 この父親の支配力はすごいと思うな。 また、これほど慕われている父親もいないかもしれない。 妻のアグネスがドッグフード食べながらTV見ているのには笑った。 でもこの家族をまとめているのは、やっぱりこのアグネスなんじゃないだろうかね。 長女は父親を崇拝している。 ちょっと危ない女性に見えるんだけどね。 次女は反抗しながらも自分のほうが父親に愛されていると確認したがる。 このナタリーとオーガスティンが天井をぶち破るシーンは、なんだかスカッとするよね。 オーガスティンの義兄にもなるのだけど、ニール・ブックマンは治療をしながら養子になった若者。 ときどき幻聴に苦しんでいる。 彼の悩みも深いんだろうなあ。 なかなか効果の現れない治療ということもあってフィンチを父親のように慕いながら、父親からの支配から逃れたいと思っているじゃないかな。 常識ってなんだろうねえ。 この家庭の中での常識は、他では通用しない。 「イカとクジラ」 「サム・サッカー」 「リトル・ミス・サンシャイン」 そういった映画も思い出すなあ。 家庭って、親って、子供って、大人って、なに? でもラストは希望が持てる終わり方で、よかったよね^^) また、実話をもとにしているのでその後のこの登場人物たちが紹介される。 いつまでも同じということはないんだよね、家族も変化していくのだ・・・ イカとクジラ コレクターズ・エディション(DVD) ◆20%OFF! サムサッカー-17歳、フツーに心配な僕のミライ- コレクターズ・エディション(DVD) ◆20%OFF! リトル・ミス・サンシャイン(DVD) ◆20%OFF! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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