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テーマ:映画館で観た映画(8343)
カテゴリ:2008邦画
裏切り御免!!
やっぱり、使ったか~~^^;) ☆隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS☆(2008)【アクション】 樋口真嗣監督 松本潤 長澤まさみ 椎名桔平 宮川大輔 阿部寛 ~~~~~~~~~~~~ オリジナルの三船敏郎あっての隠し砦の三悪人とは違い、こちらは松本潤演じる武蔵と長澤まさみの雪姫をメインに持ってきた三悪人。 これはこれで、アイドル映画としてターゲットを狙って作られた映画としたら、見ていて飽きることもないしそれなりに作られていると思うのだ。 後半オリジナルとは違う展開のアクションになっていくのだが、そこが面白かったかな~。 椎名桔平がダースベイダーみたいだったねえ^^) なかなか、凄みのある悪役だったわ。 もちろん、あっさりしすぎているけど(もっと、粘ってどろどろしても良かったよね) あ、金塊の運び方はこちらがなかなか良いんじゃない? そこがラストにもつながるわけだけど、いいアイデアだと思った。 六郎太、骨太な阿部ちゃんの侍姿は良いと思う。 オリジナルより控えめなのは、これは仕方ありませんね。 でも、忠義に生きる侍は、本来こんな感じが本当かも。 それにオリジナルと同様に強いしさ~。 爆発にも死なないのは、ちょっとありえないけど(笑) 雪姫は、長澤まさみががんばっていたと思うのよね。 THE LAST PRINCESSということで、主役だし^^) ただ、オリジナルと違いロマンスが入るために早めに口がきけるようになってしまう。 (オリジナルでは終盤まで「口が利けない」という設定。これは演じた女優さんが台詞回しが下手だったせいなのだろうか?わからないけど(笑)でも、りりしさはあったよ^^) 長澤・雪姫はオリジナルよりも女らしいかな? ロマンスについては、現代版お姫様だからねえ、金鉱堀の若者にも恋心を抱くのかもしれない。 普通は考えられないが・・庶民的なんでしょうねえ。 裏切り御免だからねえ~~ 裏切り御免 この台詞、オリジナルでは痛快だったのよ。 「やったね!」って感じでね。 こちらではそんな(つまりオリジナルと違う)使い方にしたのね~、雪姫が最初にこの台詞を言ったときはびっくりした。 そしてラストの松潤の「裏切り御免」←使わせたかったんだろうね~~ やっぱり、この台詞は使い方は違っても使いたくなるんだね、気持ちはわかるわ。 主題歌まで「裏切り御免」だもんね(笑) そして、雪姫が「私こそが悪人かもしれない」というシーンがある。 庶民に貧しさと戦いにおびえる日々を送らせているのは、姫である自分のせいではないかと。 そういう庶民に対する目線も入れたというのが、このリメイク版の見せ所だったのね。 百姓コンビの太平&又七が金塊に目のくらみ、とにかくかき回しながら笑わせてくれるオリジナル版。 三船敏郎を食ってしまったとも言われているよね。 ま、この二人と三船敏郎という組み合わせが絶妙だったのじゃないかと思うんだけどね。 今回この百姓コンビは、一人が主役になってしまったせいでこのコンビを楽しむことはあんまり期待できない。 松本潤が正義の味方になっていってしまうからね~~。 宮川大輔が一人で狂言回し的な役になってしまうわけだが、彼がいっそのこと松潤を食ってしまうくらいに演じたらコリャ面白かったかなと~~(笑) オリジナルの痛快さは脱出をメインに金塊と姫を連れ、敵中を百姓コンビとどう運んでいくのかそこが面白かったのだ。 こちらは、脱出劇にロマンスまで盛り込んだから薄味になったな~。 だから、普通にそこそこ・・な映画になったね。 隠し砦の三悪人(オリジナル)ぷちてん感想 黒澤明DVDコレクション::隠し砦の三悪人 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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