2008/07/05(土)22:36
最高の人生の見つけ方
☆最高の人生の見つけ方☆(2007)【ドラマ】
ロブ・ライナー監督
ジャック・ニコルソン
モーガン・フリーマン
ショーン・ヘイズ
ストーリー
家族を愛するまじめで心優しい自動車整備士のカーターと、一代で莫大な富を築いた傲慢で孤独な実業家のエドワード。そんな対照的な初老の男2人は、ひょんなことから同じ病室に入院、揃って余命6ヵ月の宣告を受けてしまう。そんな時、カーターはかつて恩師から教わった死ぬまでに叶えたいリスト“バケット(棺桶)リスト”を書き出してみるのだった。それを見たエドワードはこのアイデアを気に入り、バケットリストを実行しようと、2人で病院を抜け出し人生最後の旅に出るのだが…。
名優二人が演じたからこそ、ともいえる映画だね。
それほど目新しい話ではないけど、やっぱり誰でも人生の最後はどうしようかって考える時期が来るし・・・
若い人は死を宣告されたらどうしようかと思うかもしれないけど、私なんて「ありうる話」だからねえ(笑)
現実的な目線で話を見ていたわ。
一番に思ったのは、興味をなくしたらダメだって事かな。
何かしたいってだんだん思わなくなってきたら、気力がなくなってきているということだよね。
何かないかな~~って思っているのは、まだ活力があるということね。
そして、「やろうか、やるまいか」と悩むぐらいなら、もちろんGO!なんだよね。
悩んでいる時間がもったいない。
いろいろやりたいことをやり、そして自分にとって本当に大切なものを見出していくんだろうね。
もちろん制約もあるけどね・・・
無神論者のジャック・ニコルソン、一方は敬虔なクリスチャン。
でも、神とか信仰とかを前面に出さないのは、なかなかいいと思った。
それでも、ピラミッドの頂上で語られる質問二つ。
「今まで自分を喜ばせてきたか」
「今まで人を喜ばせてきたか」
そんな意味の質問だと思ったのだが、うろ覚え^^;)
これって、信仰とかに関係なくても自分の人生を見直すときに考えてみたいと思う。
名優二人の掛け合いも楽しいけど、ジャック・ニコルソンと秘書のトマス(ショーン・ヘイズ)との掛け合いがこれまたいいのだ。
憎まれ口をたたけるくらい、二人は信頼しあっているということだね。
もちろん、モーガン・フリーマンと妻との関係も「ああ、良いなあ」と思う。
こうしてお互いをいたわり認め合うそんな夫婦が。
妻役はヴィヴァリー・トッド、ステキな女優さん。
「クラッシュ」にも出ていたんだねえ。
リストに関しては富豪だからできた事が多かったけど、それって本当はそんなに重大なことじゃないんだよね。
自分がしたいこと、し残したことは人それぞれだものね。
お金で解決することばかりじゃないって、だんだんわかってくるものね。
そんなわけで、名優二人が自然な感じで演じ「私も、がんばるかな~」と元気をもらった映画でした。