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カテゴリ:2009洋画
☆ベンジャミン・バトン 数奇な人生☆(2008)
デヴィッド・フィンチャー監督 ブラッド・ピット ケイト・ブランシェット ティルダ・スウィントン タラジ・P・ヘンソン ジュリア・オーモンド ストーリー 1918年、ニューオーリンズ。ある一組のカップルの間に男の子が産まれる。しかし、その赤ん坊は80歳の老人と見まがうほど奇異な容貌をしていた。ショックを受けた男は困り果てた末、赤ん坊を老人養護施設に置き去りにしてしまう。そして、施設を営む黒人女性クイニーに拾われた赤ん坊はベンジャミンと名付けられ、献身的に育てられるのだった。成長するにつれ髪が増え、皺が減り、車椅子から立って歩けるようになるなど、普通の人間とは逆に若返っていくベンジャミン。やがて少年期を迎えた彼はある日、施設入居者の孫娘で6歳の少女デイジーと出会う。それは、これから様々な経験を積み壮大な人生を歩んでいくベンジャミンにとって、今後かけがえのない存在となる女性との運命の出逢いだった…。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ どんなロマンスが描かれるのか? 80歳で生まれ0歳で死んでいく人生をどう描くのか? もっといえば、どんな特殊メイクなのか? そんな気持ちで見に行ったわけ^^) 結構長い映画であった。 ケイトの娘役でジュリア・オーモンドが出ていた。 彼女がベンジャミンの日記を読むという形で進んで行くのだ。 このジュリア・オーモンドはチェ28歳に出ていたのよね。 でもこの設定でなくても良かったかもと思ったナ・・ ロマンスはある、しかしそれだけがメインではないのよね。 これはベンジャミンの人生を綴った映画。 子供が成長し社会にでていろんな人に出会い、そこで様々に経験を重ねる。 時には激しい恋もし、悲しい別れもする。 そしてこの人ならと心にきめた人を見つける。 これはベンジャミンでなくてもごく普通の人間の人生だよね。 そう考えるとベンジャミンも普通に自分の人生を生きていくのだ。 心や経験が詰まった中身と外見とのギャップがあろうとも。 二人はいうなれば幼馴染みなのだが、彼らが愛し合うのはちょうど二人の年齢が重なるときだったねえ。 お互いを意識しあいながら、付き合い始めるのにはやはりそれなりの時期があるんだろうなあ。 そしてまた二人の時間がずれていく。 ![]() 「永遠はない」「永遠はある」 恋人たちは何度となくそれを問い返す。 恋人たちでなくてもこれは難問だな。 あるとも言えるし、ないとも言えるか。 生まれたばかりのベンジャミンが拾われたのが老人ホームというのは、なんとうまいことなんだろう。 ここで彼を育ててくれる黒人の母クイニーが、いいんだよね~。 無償の愛を見せてくれる。 そして、この老人ホームの老人たちの緩やかな生活。 ![]() 我が家にも軽度の認知症の義母がいるのだが、老人たちの暮らしぶりは思わすニヤリとするのよね(笑) でもね、しっかり世話されているこのホームの老人たちは幸せではないかと思うよ。 7回雷に撃たれた老人が出てくるんだけど、彼も数奇な人生なんだろうねえ。 あり得ないもん、7回も雷に撃たれて生きているなんて~。 雷のシーンがコミカルで思わず笑っちゃうのよね。無声映画みたいで^^) ベンジャミンの人生は時代の背景を織り込みながら描かれている。 真珠湾も出てきたし、ビートルズも出てきたものね。 出会いがあり別れがある、その繰り返しが人生だ。 ベンジャミンは別れを一番感じることができたのだろうね。 だからこそ、この一瞬一瞬を大事にしようとしたのだろう。 「無」から生まれ「無」にかえるのだな、生きるものは。 そうそう、ティルダ・スウィントンが出ているとは知らなかったのびっくりしちゃった。 なかなか印象に残る役だったしね。 ![]() ↑このブラピも素敵じゃない~? ブラピは主役であるわけで、当たり前だけど出ずっぱりだ。 特殊メイクはすごいのよ。 年を取らせるのはよくあるメイクなので予想もつくけど、若返らせるのはねえ~~! いや~、ブラピの青年ぶりのシーンが短いのがとっても残念だわ(>_< ) このブログを始めた頃よく映画に一緒に行っていた人がいたんだけど、その彼女が「いい男の一番いい映画は永久保存版としてビデオ(今ならブルーレイ?)として手元に置いておくのよ」と言っていた。 彼女は「ブラピはやっぱり『ジョー・ブラックをよろしく』よ!」と言いきっていたのだが、私も実はそう思うのだ^^) そして、このベンジャミンの若かりし頃がまさに「ジョー・ブラックをよろしく」の時にそっくりだと申しあげておこう~~♪ ![]() ↑こちら「ジョー・ブラックをよろしく」のブラピちゃん(当時35歳)35には見えないわよね♪ ![]() ケイトは20代のころのダンスシーンはたぶん吹き替えがあるんだと思うけどね。なかなかあやしげなダンスが色っぽかったわね。 実年齢に近くなってくると、いや実年齢を越していくとしっくりしてくるんだよね。 しわが深くなっていくケイトが「あ~、実際にケイトはこんな風に年を取っていくのかな」って思う。素敵な老け方だったよ。 ケイトってこれからも魅力的になっていくんだなって楽しみになっちゃうね♪ 面白い題材だけど、CGや特殊メイクができるようになった今だから作られた映画なんだろうねえ。 まあ、ある意味特殊メイクに助けられた映画だと思うが。 さらりとしている映画でもあったかな。 でも、人生を大切にしようって思うわ。 いろんなことをやってみなくちゃって^^)
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