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テーマ:映画館で観た映画(8344)
カテゴリ:2009洋画
やはり、見に行かねばなるま~~い(笑)
ということで見てきました。 ☆アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン☆(2009) トラン・アン・ユン監督 ジョシュ・ハートネット 木村拓哉 イ・ビョンホン トラン・ヌー・イェン・ケー ショーン・ユー イライアス・コティーズ ストーリー キリストの受難をモチーフに国際色豊かなキャストで描く観念的なミステリー・ドラマ。 トラウマを抱えた元刑事の私立探偵クライン。ある時、富豪の男から失踪した息子シタオ捜索の依頼を受ける。シタオの足どりを追ってLAからフィリピンに飛び、さらに香港へと辿り着く。一方、マフィアのボス、ス・ドンポもまた、連れ去られた最愛の女リリと一緒にいるという男、シタオを血眼になって捜していた。 そうなのよね。キリストの受難なんだわ。 なにも内容を知らずに見たので、後半イエスやゴルゴダの丘とか、傷をいやすとか許すとかって出てきて初めて「あ~、そういう話なのね」ってわかったのよねえ。 とはいえ、血がどばっと出るようななかなかハードな展開。 その割に台詞が少ない。 ジョシュは別としてキムタクもビョンホンもほとんどしゃべらないのよねえ。 そのせいで、ぼろが出ないのかも(笑) いやいやそれは言い過ぎだけど~。 二人を見て思ったのはやっぱりアジア人は若く見えるのだなあということ。 キムタクなんて10代の少年のように見えるときがある。 ビョンホンは韓国映画では年齢相応に見えるのに、この映画ではかよわき青年にも見える。 もちろんマフィアのボスとして残忍で非常な行為をする奴なんだけど、顔だけ見ると青臭いのだ。 ところが、ジョシュは実年齢に見える。30だったけ?うん、そのままだなあって思えるのよ。 不思議でしょう~? もちろん、そういう役だからとも言えるんだけどね。 ジョシュが過去に猟奇的な犯人とのかかわりで心に傷を持つ元刑事、でもってシタオを追いかけるいわば主役。 この彼の過去がどんなことだったのか、それも少しずつわかる。 それも興味深い。 フラッシュバックが異様なんだけど怖いもの見たさって感じで見ちゃうわね。 彼が苦悩と同化との間を揺れ動いているのが分かるのだ ジョシュは、いい男だったわよ~^^) ビョンホンはね、不思議な役だわねえ。 こういうまなざしをすると言うのを、監督は良くご存じで。 この表情は迷える子羊的よね。 ン~~、「純愛中毒」などのときに見せた顔を思い出したりしたなあ。 こういう表情は彼の持ち味なんだけど、マザコンっていうのと一緒になるとまた、独特な雰囲気になるのよねえ~。 マッチョな体とこの顔とのアンバランスっていうのも、面白いと思う。 まあ、ビョンホンのTVなどのイメージとちょっと違うので、慣れるまでに時間がかかるかも。 さて、この映画のキーポイントなのがキムタクなんだよね。 先ほども書いたように、ときには10代にも見える彼がどんな存在なのかっていうのが徐々にわかってくる。 彼を皆が探しているのだけど、彼自身は逃げ惑っているわけではない。 彼がすべきことをしているだけ。 何億もの人類に対して、一人のシタオでは大変だな・・・ キムタクは泥だらけか血だらけか、傷だらけのシーンが多く体当たりで演じていると思った。なかなか良かったと思うよ。 途中シタオを探し求めるシーンとかせりふなしのシーンが長く続く。 決して退屈ではないのだが、独特の雰囲気の映画。 ラスト近くなってくると、ビョンホンがべたぼれしているリリが、マグダラのマリアなのかなあって思えるわね。 だんだん、そういった宗教色が強くなって終わるのだ。 決してとっつきにくい事はなく、結構のめり込んで見てしまう独特な映画だった。 ただし、血だらけのシーンが多いので苦手な方は要注意。 あ、そうそう、得したなって思うのはショーン・ユーが出ていたこと。 ビョンホンも出ているし、キムタクも出てる♪ということでおば様から若い女の子まで見ていたけれども、なんというかこのハードな面は男性向きでもあるよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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