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テーマ:映画館で観た映画(8344)
カテゴリ:2018年~邦画
久々に中島監督の映画、見てきました。
原作『ぼぎわんが、来る』も読みましたが、ちょっと前に読んだのでおぼろげな記憶。 「霊媒師の姉妹がいたよね~」とか「ぼぎわん怖いよね」といった記憶(笑) ☆来る☆(2018) 中島哲也監督 岡田准一・・・・・野崎 黒木華・・・・・・田原香奈 妻夫木聡・・・・・田原秀樹 小松菜奈・・・・・比嘉真琴 松たか子・・・・・比嘉琴子 青木崇高・・・・・津田 柴田理恵・・・・・逢坂セツ子 恋人の香奈との結婚式を終え、幸せな新婚生活を送る田原秀樹の会社に謎の来訪者が現れ、取り次いだ後輩に「知紗さんの件で」との伝言を残していく。知紗とは妊娠した香奈が名づけたばかりの娘の名前で、来訪者がその名を知っていたことに、秀樹は戦慄を覚える。そして来訪者が誰かわからぬまま、取り次いだ後輩が謎の死を遂げる。それから2年、秀樹の周囲で不可解な出来事が次々と起こり、不安になった秀樹は知人から強い霊感を持つ真琴を紹介してもらう。得体の知れぬ強大な力を感じた真琴は、迫り来る謎の存在にカタをつけるため、国内一の霊媒師で真琴の姉・琴子をはじめ、全国から猛者たちを次々と召集するが……。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 妻夫木くんが家の廊下にたくさんの水を入れた器を並べ恐怖におののきながら携帯で会話している 何が彼に起こったのだろうか? 何をしているんだろうか? その後過去に戻り秀樹の実家でのシーンなどがあり、結婚式もあり・・・ 幸せな結婚式のシーンなどかなり前半長いかな。 それから香奈が妊娠し、秀樹は大喜び「パパブログ」を開設し、幸せいっぱいって感じ。 先輩パパとして尊敬されたりするしね。 しかし、秀樹には時々なにか不安にさせられる幼い頃の記憶があるんだよね~。 そこに会社の後輩の不審な死、何かが起きている・・・ 妻夫木くんは、こういう一見幸せな人役ってうまいよね。 黒木華はいろんな役ができる女優だねえ。安定しているわ。 小松菜奈、髪の毛ピンクで入れ墨していて・・可愛いところもあって。良いじゃないですか。 松たか子さんは、「告白」のときより更に強い役ですねえ。嫌いじゃないですよ。 また意外とおいしい役だったのが柴田理恵さんではないでしょうか。 そうそう、子役の子。 泣き叫ぶシーンも多いし、怒鳴られるシーンもあるし本当に演技なんだろうかってなんだか心配になっちゃった。トラウマになってないかな・・・? 以下ネタバレありですよ。 ↓ 小説は3つの章に分かれている。 映画も前半の妻夫木くんの夫からの話。 次に妻の黒木華ちゃんの話。 最後に霊媒師姉妹の戦いとなるわけだ。 気の毒なのは後輩の部下だよね。会社で田原にお客を取り次いだだけで、『何か』にやられちゃったのだから。 お客が『何か』だったからだけどねえ。 しかしねえ、歯型が体についていて『かじられちゃった』んだけど、それがあんまりよくわからなかったな。話にかじられたって出てくるだけでね。もっとホラーとしては「かじられた部分」を見せるべきでは? まあ、どんどん衰弱していく後輩は見せていたよね。 それと同じ症状は津田も。 彼も『なにか』に襲われたんだろうか。そういうシーンはなかったと思ったけど。 ま、いいか、彼も『嘘』にまみれていたものね ブッキーの死に様は、お~~!!怖!って思う 彼に同情していると、次の章で香奈の話になる。 香奈が夫に対してどんな不満を持っていたのかってわかるのよ。 自分勝手でさもイクメンパパってふりをしているけど、それはみんな『嘘』 秀樹が死んでどんなにホッとしたかって! そうはいっても母子二人の生活は苦しい なのに、今度は娘の知紗が狙われているみたいだ。 香奈が娘を虐待しているのではないだろうかと思うシーンもあるよね。 一人で一生懸命子供との生活を守ろうとしているけど、大変そうなんだよね。 そしてどんどん死んでしまうんだけど、やっぱり母親の香奈もやられちゃうんだよ。 トイレで血みどろですね・・・怖いですよ~ それから、霊媒師の琴子がこの『なにか』と戦うことになるのです。 『なにか』というのが小説では『ぼぎわん』というのですが、映画では最初の方にちょっと出てくるだけです。 「ぼぎわんに名前を呼ばれても返事をしてはいけない」 というのは、小説では出てきたけど映画では出なかったかな~~?? それで、ぼぎわんの姿は、出ません 最後の戦いで出るのではないかと期待したのですが、結局はっきりしたものはなかったですよね。 小説の方では私は確か『口のおばけ』みたいなものをイメージしました。 ほら、亡くなった人はみんな歯型がついているし・・・ なので、これが映像になったらどんなふうになるんだろうかとちょっと期待したんですよねえ。 その点が残念でした。 最後の戦いのシーンは神教から仏教、何やらわからないけど密教とかいろんなお祓いをする人が集結し、琴子がその力を受けながらぼぎわんを呼び込んで戦うのです。 そこでは野崎(岡田准一)の心にある苦い思い出、罪の意識、そんなところもぼぎわんに攻められます。昔の恋人に子供を堕ろさせたことが今でも、彼を苦しめているのですよね。 ぼぎわんは人間の心に潜む罪の意識とか、弱さ、醜さ、嘘、そんなものに呼ばれてくるのでしょうかね。 ここでは特に家族ですね。 夫婦、親子、まあね~昔からそしてこの先もずっと揉め事は尽きないでしょうしね。 ということは、ぼぎわんはこの先もどこかに来るのでしょうか。 私は霊媒師琴子の力を信じているので、うまくお祓いができたと思うのですけど、さて、どうなんでしょうねえ。 そんなわけで、『わっ!』『ビクッ!』とする怖さはなかったが足元からゾクゾクッとする怖さはちょっと味わえました。 ただ、ホラー好きからしたら物足りないかもしれないですねえ。 そして、『オムレツの国』で中島監督らしいわって思いましたよ(笑) ポップなところがね♪ ~~~~~~~~~~~~~~~ 小説ぼぎわんが来るの私の感想 「ホラーはイメージをふくらませると怖さが増大する。なので、あんまり想像を膨らませないようにして読んでみた(笑)今回映画化されるということで映像で見たらどんな怖い「ぼぎわん」になるのだろうか?インパクトありそうだ。 そして、やっぱりこういう恐ろしいものは結局人間が作り出すのだね。」 と書いてありました(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.12.13 18:46:13
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