4月の読書メーター
読んだ本の数:2
読んだページ数:727
ナイス数:78
カササギ殺人事件〈上〉 (創元推理文庫)の
感想
作中作のピュントという探偵物語はたしかにクリスティの作品を読むようで面白かった。そしてさて探偵の謎解きというところで、下巻に。
読了日:04月21日 著者:
アンソニー・ホロヴィッツ
カササギ殺人事件〈下〉 (創元推理文庫)の
感想
下巻に来て、「あ~~、ピュントのラストが読めないのね!!」とショックを受けつつ、ラストがどうなるか気になってなんとか読み進める。しかし、下巻に来て読むスピードが落ちる!現代の物語がめんどくさくて・・・(笑)でも頑張る。ラストにどちらの事件も謎が解け満足した。どちらも思っていなかったので『そうなんだ~』と驚いた。
読了日:04月21日 著者:
アンソニー・ホロヴィッツ
読書メーター
4月は、この上下巻でいっぱいいっぱいだった。
上巻はクリスティが書くならこんな感じという雰囲気のイギリスの田舎で起きた事件。
そこにピュントという外人の(まるでポワロのような)探偵が事件解決にやってくる。
人間模様も面白く、どの登場人物も怪しい行動をする(笑)
まさにクリスティの世界。
さて探偵はこの事件をどう解決するんだろうかと、興味津々で下巻に進むのだ。
ところが!
下巻で、このラストのページが見つからないというのだ。
紛失している。
最後の章を探すべく女性編集者(ヒロインだわね)が、探し回る。
さらにこの上巻の『カササギ殺人事件』を書いた作者が亡くなってしまった。
自殺だということで葬儀も終わるのだが、にわか探偵のように彼女が『他殺の可能性があるのではないか?』と探り始めるのだ。
現代の事件も登場する人物は、何やら怪しい。
しかし、そこは上巻とは違って、なんだかまだるっこしくて彼女自身の個人的な問題もあったりして、なかなか話が進まないように思えるのだ。
家人に『毎日熱心にその本を読んでいるねえ』と言われてしまった(笑)
それくらい、下巻はなかなか読み進めなくて苦労した。
ラストは、カササギ殺人事件の方も解決して(こちらはクリスティっぽいラストといえるかも)ちゃんと現代の方も解決する。
へえって思う原因だったよ。
ということで、2つの作品を楽しめるという小説であった。