パリ、ジュテーム
なかなか、アップできずに見っぱなしというのが最近多くて(笑)☆パリ、ジュテーム☆(2006)一話約5分、全18話のオムニバスムービー。監督は名だたる監督、出演者も多彩。短いストーリーなので完結しているもの、ある一場面を切り取った感じのもの、面白いもの、それほどでもないもの、さまざま。でも短いからこそ、それぞれの監督の雰囲気が味わえると思う。知っている監督も多いんだけど知らない方も多かったなあ~^^;)それぞれの監督を検索してみると、ああこの映画を撮った人か後からわかったりしてね(笑)出演者たちは豪華だ。私がまず注目しちゃうのはやっぱりファニー・アルダン、ボブ・ホスキンスのコンビの「ピガール」ファニー・アルダン好きなんですよ~♪ドパルデューも監督に参加した「カルチェラタン」にはジーナ・ローランズとベン・ギャザラ「駆け落ちしよう」ってベン・ギャザラがいうとジーナ・ローランズが「前に一度したでしょ」って言うわけ。もう別居して長い初老の夫婦という設定なんだけど、なんだか二人の中にはまだ残り火があるような・・そんなお話。どちらもベテランの方々が、小粋な雰囲気を見せてくれる。う~~ん、酸いも甘いも知り尽くした男と女という話かなあ。やっぱりどちらも会話がいいんだよね。男と女は、やっぱり駆け引きしながら会話をするもんよ?(笑)さて、他にはコーエン兄弟の「チェイルリー」には、スティーヴ・ブシェミが出ている。これは笑っちゃったなあ。面白かった^^)パリに観光に来た男の駅のホームで起きた事件(?)なんだけどね。やっぱりブシェミがいいんだよね~~♪トム・ティクヴァ監督といえば「ラン・ローラ・ラン」や最近では「パフューム ある人殺しの物語」だけど、この監督の「フォブール・サ・ドニ」は映像的にもやっぱり好きな作品。ナタリー・ポートマンが出ているのよね。相手役のメルキオール・ベスロンはあんまりよく知らない俳優さんだけどね。雑踏の中の二人の絵が、なかなか良かったよ。ストーリーとしても「なになに?」と引き込まれる物だったし。オチもよかったしね。ヴィンチェンゾ・ナタリ監督は、イライジャ・ウッドを使っている。「マドレーヌ界隈」色を抑えたこだわりの一作。ストーリーはそれほど目新しくないんだけどね^^)そうそうアルフォンソ・キュアロン監督の「モンソー公園」も面白かったわ。「ハリポタ アズカバンの囚人」や「天国の口、終わりの楽園」の監督ね。これはね「あ、やられたなあ~~」って思ったよ。ある意味、すっかり騙されちゃった(笑)「死ぬまでにしたい10のこと」「あなたにはいえる秘密のこと」のイザベル・コイシェ監督は「バスティーユ」これなかなかオモシロ悲しいって感じだったなあ。夫婦の話ね。赤いトレンチコートが印象的だよ。出演者でいうとウィスパー・ウリエルが「マレ地区」に出ている。最初ウリエルだとは気がつかなくてね。出演者を調べていて「あら~出ていたのね」ともう一度見直したのでした。ぼさぼさ髪で、顔が半分隠れちゃっていたんで最初気がつかなかったのかも。二回目で彼のほほのえくぼも確認^^)このストーリーは、ちょっとよくわかんなかったのだけど(笑)なのでコメントはウリエルのことだけ^^;)あ、監督はガス・ヴァン・サント(「エレファント」や「GERRY」)「そして、ひと粒のひかり」で注目したカタリーナ・サンディノ・モレノは「16地区から遠く離れて」に出ている。せりふもほとんどないんだけど、表情だけで見せてくれるそんな話なのだ。パリにはいろんな人たちが生活しているんだよね。「ダーク・ウォーター」を監督したウォルター・サレス監督の作品。ジュリエット・ビノシェが出ているのが日本人監督・諏訪敦彦の「ビクトワール広場」短いストーリーなのにググッと胸に迫るものがあった。日本人的な感覚だからかな~?マギー・ギレンホールも「デ・ザンファン・ルージュ地区」に出ているんだけど、この話はよくわからなかったので、出ていたということで(笑)他にも、いろいろあったけどざっとこんな感じで~。きっと、見る人によって気になる作品が違うと思う。たくさんのストーリーの中に自分のお気に入りの作品が見つかると思うので、気になったらごらんくださいね。