小学生の意見
時代はやっとエコに取り組み始めた。自分が未来の都市をテーマに描いた作文は、エコについて。小学5年のときだ。「贈答品の箱。外箱から小包装まで何重にもなる紙。ファーストフードの紙コップや包装紙。それらをみて、将来の日本は、ごみの山になる。そのごみをどこに捨てるのか。廃棄に出るものは公害にならないのか。便利を生み出す企業は、同時に付属の物の廃棄の仕方を考えて行かなければならないのはないか。」という内容だ。その流れで、夏休みの宿題で、廃物利用のお人形を作り、提出した。当時りんごの箱に木屑が入っていたので、それを土台にし、顔や、手の中に入れた。これはとてもしっかりとしていて、その上に綿をかぶせて、布を巻く。これがボディー。首に小さくて、鉛筆削りで削れなくなった物を入れた。手足は、ネルで作り、肌色に見せるために、破れたストッキングを使った。洋服は、自分たちの着ていたもので小さくなってしまったものを。髪の毛は、セーターをほどいた毛糸を。ミシンは小学生の頃から自分のお洋服を作っていたので、当時としても完成度の高い物だったと思う。わずか10歳の子供だ。でも子供の視点は、大人よりも勝る。