リメイク出来たセーター
編み物をする人も、毛糸のセーターを着る人もいなくなった。自分は子供の頃から指が長く、市販の手袋が小さくて使えなかったので、5本指の手袋を編んでいた。ミトンでは、遊ぶ時に手が不自由なので。極細の毛糸で編み棒は1号楊枝のように細い。これが片方だけ無くしてしまうので、冬中編んでいた。編み込みを入れた方が二重になって暖かいので、好きな柄を方眼紙に書いて、段数を計算し、模様を作る。現在はパソコンで出来そうな仕事だけど。色鉛筆で色を塗り、その通りに糸を代え夢中になって編んでいた小学生の頃。もちろん中学に入るとセーターやカーディガンも作るようになり、夏はミシン冬は編み物と勝手に自分の着たい物を作った。当時の毛糸は純毛なので、毛玉にならず、質の良い物だったのだろう。サイズが小さくなってしまった物は、解いて編み直し、編み込みのセーターにした。手編みはとても暖かい。手足の自由がきくので、おてんば娘にはもってこい。現在の毛糸はくっついて、解けない。毛糸の質も落ちてるのかも。そして、昔の糸より安いのは不思議。考え事もやる事も山ほどあった子供時代。便利は人から考える時を奪って行く。