カテゴリ:着物のこと
着物を仕立て直しに持っていくと、古いので仕立て直すよりも新しく作ったら。
と言われることが多い。 着物は何回も仕立て直せるのが特徴。 内揚げをとったり、洋裁ではカットしてしまう縫い代部分をカットせずに仕立てるのはその為。 結城紬は、3代目で、その柔らかい風合いが出るともいわれている。 これは着物を育てるなどと言う。 そして現在の着物生地よりも、昔の着物の生地の方が上等だと、織元の方達は口々に言う。 日本国内で繭の生産は2割程度になってしまった為だ。 国産のまゆは異常に高い値が付く。 自分も見惚れた反物があり、3年前に出会ったときは120万だったのが、 去年は300万になっていた。 とても手が出ない。 原料の値上がり、作る人がいなくなっているからか。 昔の、おばんちゃんや、お母様の着物があったら、 是非洗い張りに出して、反物の状態に戻してから仕立ての相談をした方がお得。 丈が足りなくて着物にならないのなら、羽織や、コートに。 帯に仕立て直す方法もある。 最終的に小物に。風呂敷に。 アクセサリーに。 そして土に還る。 また、若い頃の着物を染め直すという手もある。 自分は洋服に仕立てなおした。 夏のクーラーよけに。冬はカシミアニットの上にとても暖かい。 一年中着られて、よれたり、切れたりしない。繭はとても強い。 現在リサイクルショップには沢山の着物が並んでいる。 昔の質の良い着物を手に入れるにはここ数年が、最後のチャンスだと自分は思う。 価値のある良い物を見極める目を持ってほしい。 ![]() 洗い張り【表地の洗いのみ】【訪問着/附下/色無地/紬/小紋/留袖/喪服】《往復送料無料》 ![]() 「悉皆」【洗い張り】(紬・小紋・色無地・喪服・附下・訪問着・羽織・夏着尺) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.02.03 00:00:16
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