風を感じて(着物の不思議)

2024/05/24(金)21:10

長襦袢の寸法の決め方

着物のこと(185)

長襦袢を着物から割り出して仕立ていただいていましたが サイズはブカブカで丈が長い。 丈の長さは、平面仕立てで肩下がりをとっていない為に起こる現象 長襦袢のサイズってどうやって決めるの? 身丈は、身体に0.85かけた長さが標準らしい この標準で作ると10センチほど長い。 普通後ろ巾は着物より2センチほど大きくします。 これは何故? 色々調べてみましたが、これを疑問に思う方はなく そう決められているから。 と言うのが通例。 着物の下に着るのに何故着物より大きく作るのだろうか? 疑問は解けないまま、古い仕立てので本を調べてみると 標準サイズが(センチ) 裄64(肩幅32袖幅32) 後ろ幅   着物よりプラス2 こう仕立てるとどういう現象が起こるか? 後ろ巾が広い為に、脇を通り越し、胸の位置まで後ろ見頃が来る。 脇でタックをとる? 前後合わせて10センチ脇に生地があまり、 上下に10センチ生地が余る。 このあまりの生地が着物を着た時に邪魔になるのだ。 昭和の初期に確立された仕立ての寸法 これは、身体が150センチ前後の人を基準にして考えられたものではないの〜? それを160以上の人に当てはまるのって無理がないの〜? 着物は知れば知るほどに不思議がいっぱい。

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