出来上がり着物の注意点
雑誌の撮影用に仕立てた着物を購入しました。身丈、裄、袖丈、前巾、後巾の記載があります。注意すべきは、*身丈 肩からの身丈なのか、背からの身丈なのか*裄 肩幅と、袖巾の割り振りの問題で、マイサイズの着物に合わせて襦袢を作っているので、 襦袢と、着物の肩巾が違うと、襦袢が袖から出てしまう事がしばしば。 今回の着物は、着物の肩巾が35㎝ 通常の自分のマイサイズの肩幅は33センチマイサイズの襦袢の方が2㎝小さい。肩巾が合わないと、袖の脇から襦袢の袖が出てしまう。呉服店に問い合わせをしたところ、着物をお直しするのが良いとの回答でした。*前巾この前巾は、裾の巾のことで、胴回りのことは抱き巾と言うらしい。裾の巾の場合、スマート仕立てという、裾に向けて細く仕立てる場合は、抱き巾はこれより大きくその反対に裾の巾のまま真っすぐに仕立てると、抱き巾は裾巾と同寸になる。後巾も、これと同じ販売の為、お洋服の上から簡易的な衿を付けて試着すると、大体の胴回りと裄丈は確認できる。この記載に無い部分は、メジャーなどを持参して図ってみるしか確認する方法はない。値段は80万から150万の値札が付いている。実際の値段は、交渉によるオークションなどの新古品で、未使用の物を時々購入するが、それとは違い、雑誌の為にし立てた唯一の着物なので、量産しないところが良いかな。いずれにしても目利きが必要。