2011/03/02(水)16:54
我が子のお葬式
まさか自分が
しかもこの歳で
我が子の葬儀をあげるとは思ってもみなかった一カ月前の事ですが。
私より先に家に帰っていた、長男・いっちゃんと会うのは
二日ぶりでした
いっちゃんのお顔は、皮膚がゆるんだせいか
あのときと、少し表情が変わっていて
笑顔の寝顔は、何だかお地蔵さんのような
安らかなものでした
寂しくないように、
小さな棺の中にいっぱいのお花と、
病院の売店で買っておいた犬のぬいぐるみを
一緒にいれてあげました
この日は、こちらでいうところの「大雪」で
山手にある火葬場やお寺に通じるバイパスは
一時通行止めになったりしたが、
予定の時間のお昼過ぎには日射しが差し、
雪もだいぶ溶けてくれました
通夜に当たる前夜、お寺の御住職が
お経をあげに来て下さり、
いっちゃんの、この出来事によって
私たちがこうして生きていられる事の尊さを
つくづく感謝しなければならない
というような事をお話しされ、
また、この日も
この事で家族の心が更に一つになるように。
と
いっちゃんの名前の一字をとって
「○一心」という尊い戒名をつけて下さりました
この前日に退院した私は、
家に帰った解放感から少し気分を落ち着いていたけど、
読経の間中、ずっと泣いていて
隣に座っていたみにらが、
やっぱりその間中ずっと私の泣いてる姿を見つめていました
みにらは、私がまだ入院してるとき
先に帰ったいっちゃんと対面したのですが、
やっと弟が出来る事をとても喜んでいて、
弟が産まれたらミルクを飲ませてやるんだ!
とか一緒にお風呂に入る~!とか
お姉ちゃんになる日を今か今かを待ち望んていたのに
ようやく会えた弟だけど…
「もう一緒に遊べないの?」
って言いながら泣いていたとか…
火葬場についてからは、
もうお別れ。
赤ちゃんの遺体は火葬すると
殆ど、骨が残らないので、読経が終わると、棺を開けて
最後のお別れ。
ツンと高く上がったいっちゃんのお鼻を撫で、
思わず「またね」って言ってしまった いつか、どこかできっと。