『MUSA -武士-』(2001年/韓国・中国)を見た。
舞台は、中国王朝・明の初期。朝鮮の高麗は、明と友好関係を結ぼうと使節団を送るが、使節団はスパイ容疑をかけられ流刑となる。その一行が砂漠を移動していると、明に滅ぼされた元(蒙古)の一軍が現れ、明の兵を皆殺しにする。はからずも解放された使節団一行は、
チェ将軍(チュ・ジンモ)の指揮のもと、一路、故郷を目指す。
その途中、一行は、明の
芙蓉姫(チャン・ツィイー)を捕らえた蒙古軍と遭遇し、彼女を救えば明に受け入れられるだろうと考え、彼女を助ける。
そのことから蒙古軍に追われることになり、高麗の使節団は、同じく蒙古軍におびえる漢族とともに、明の姫を守るため、(勝ち目はないけど)蒙古軍と果敢に戦う、というストーリー。
以下、感想を箇条書きに。
・いやぁ、かなりお金かかってるわ、この作品。砂漠での戦闘シーンはかなり迫力があり、ハリウッド映画ばり。でも、
血がジャバジャバ流れるところが、韓国テイスト。
・
チェ将軍役のチュ・ジンモ、奴隷上がりの槍の名人
ヨソル役のチョン・ウソン、と2枚目が出てて、姫がチャン・ツィイーってことで、恋愛ものっぽいイメージがあったんだけど、その要素はかなり少ない。ま、あの戦場でメロドラマってのも変だから、ある程度リアリティがあってよかったのかもね。。。
・矢の名人
隊正役のアン・ソンギも、渋くてカッコよかった。
蒙古の
ランブルファ将軍(ユー・ロングァン)も、敵将ながら渋く描かれていた。ただ、敗者から見れば勝者の大将は“できた人間”と描きたくなるって心情が見えすぎかも。。。
評価は、
★★☆ (2.5/満点は3つ)
戦のシーンだけでなく、もうちょっと見せ場が欲しかったかなぁ。