『ミーン・ガールズ』(2004年/米国 原題:Mean Girls)を見た。
『ハービー 機械じかけのキューピッド』のリンジーちゃん主演の学園モノ。
敵役(準主役)は、
『きみに読む物語』のレイチェル・マクアダムス
(←最近、ボンドガールの候補に名前が挙がっているらしい!)。
アフリカ育ちでずっと自宅学習をしていた
ケイディ(リンジー・ローハン)が普通の高校に転校。戸惑いながらも、学校のリーダー的存在(お金持ちで美人でスタイルもいいけど意地悪!)
レジーナ(レイチェル・マクアダムス)の率いる“プラスチックス”の一員になり、“友達とは何か”を学んでいく、というストーリー。
『ミーン(意地悪な)・ガールズ』というタイトルが示すとおり、
女子高校生ならでは(?)の意地悪がてんこ盛り。
レジーナだけでなく(←レイチェル・マクアダムスって、カワイイけどどっか意地悪そうってか腹黒そうで、敵役のキャラにピッタリだった)、そういうことに無縁だったはずの
ケイディも気づけば意地悪な子になっているところがポイント。
主役がずっと“いい子ちゃん”のままでいるより、リアリティがあってよかったように思う。
身に付けているものにケチをつけたり、男関係にだらしないと噂を流したり、仲間内でくだらないルールを作ってそれを破ったら無視したり、女性なら誰でも中学生・高校生の頃、「自分もちょっとはやったことあるかも」って思い当たることがあるような意地悪、本人にそんなに罪の意識はないけど、でも実は相手を傷つけているような、そんな意地悪を見ていると、若かりし頃にしばしタイムスリップしてしまった。
誤解のないように書くけど、私はとっても平和で楽しい中学・高校生活を送っていて(これは自慢できる)、いじめっ子だったわけでもいじめられっ子だったわけでも決してない。。。
それでもほんの少しほろ苦い気分にさせられるくらい、メッセージ性の強い(説教くさい)作品だった。
リンジーちゃんやレイチェル・マクアダムスがやったから面白く見れたし、ヒットしたんだろうとも思う。
評価は、
★★★ (満点は5つ)