
松坂大輔投手とRed Soxとの契約がまとまり、今朝のテレビ局各局は、その記者会見の模様やボストンの街のことなどをさかんに報道していた。
ということで、Red Soxがメインキャスト(?)の映画、
『2番目のキス』(2005年/米国 原題:Fever Pitch)を見てみた。
『2番目のキス』なんてよくわからない邦題がついているけれど、これは、キャリアウーマン
リンジーと、数学教師でRed Soxの熱狂的ファンである
ベン(ジミー・ファロン)とのラブコメ。
2004年に“バンビーノの呪い”が86年ぶりに解け、Red Soxがワールドチャンピオンになったシーズンが舞台で、
ベンと
リンジーの関係もRed Soxによってかき回されるので、まさに、Red Soxがもう一人の主役、という感じ。
以下、感想を箇条書きに。
・松坂の件が1年早かったら、この映画も日本でけっこう大々的に公開されて(もちろん『2番目のキス』なんて邦題でもなく)、そこそこヒットしてたのかも。配給会社は残念がってたりして。。。
・Red Soxが原因で
リンジーとうまくいかず悩む
ベンに対して、年の頃はローティーンの
ベンの教え子が、「どんなに先生が愛しても、Red Soxは愛してはくれないでしょ?」ってなことを言っていたのが印象的。
・最後、
リンジーが
(ネタばれ反転)伯父からの遺産でとても貴重な球場の年間チケットを売ろうとするベンを止めるため、プレーオフの試合中に、外野席からグラウンドに下り、選手の合間をぬってバックネット裏の(ここまで)ベンのところへ向かうというのは、いかにもフィクションって感じで少し興ざめ。ま、ハリウッド映画っぽいといえばそれまでだけれど。
・何もかもがRed Soxグッズ(ただし、トイレットペーパーはYankeesグッズ)という
ベンの家にあった電話機が、グローブの革を使ってデザインされたもので、とっても可愛かった。あの電話機、欲しい~!
評価は、
★★★ (満点は5つ)
ちょっと中だるみした感はあったけれど、もともとベースボール好きの私はけっこう楽しめた。
ちなみに、私にとってボストンと聞いて、クラムチャウダーや茶会事件などと並んで思い出されるのが、“
SAMUEL ADAMS”という地ビール。地ビールといっても、カリフォルニアでも買うことができたほど、米国ではメジャーで、私もSan Diegoに住んでいた頃、家でビールを飲む時はこれを愛飲していた(ってたまにだけどね)。
このSAMUEL ADAMS、この作品中にもちらっと映って、とても懐かしくなった。
日本で買えるところってあるのかなぁ?