『地下鉄(メトロ)に乗って』を見た。
地下鉄を通じて過去へとタイムスリップした主人公が、若き日の父と出会い、確執を抱えたままの父を理解していく・・・同名の浅田次郎の小説を映画化したもの。
以下、感想を箇条書きに。
・どうしたらタイムスリップできるのかが不明瞭でなんか腑に落ちない。地下鉄の出口を通ったら、とか、どの車両に乗ったら、とか、そういう決まった行動パターンでするというわけではなかったから、ちょっとわかりにくかった。
・主人公・
真次(堤真一)の若き日の父(大沢たかお)の演技がなかなかよかった。出征前に始めて地下鉄に乗ったときの表情なんか、上手かったな。でも、その父のキャラクター設定には少々疑問あり。あんなに優しくいい人が、なぜ
真次や
真次の兄・
昭一(北条隆博)にとってはあんな父親にしかなれなかったのか、その部分の描き方が足りなかったように思う。
・
真次の愛人
みちこ(岡本綾)の行動は・・・私個人的には、そりゃないんじゃない?!と思った。愛する人のためにとはいえ、
おとき(常盤貴子)が可哀想過ぎる~!
評価は、
★★★ (満点は5つ)