『ナチョ・リブレ 覆面の神様』(2006年/米国 原題:Nacho Libre)を見た。
ジャック・ブラック演じる
イグナシオは、自分が育った修道院で調理係をしている。気は優しいが仕事もできず、いわゆるダメ男の彼の夢は、プロレスラーになること。
イグナシオは、
ヤセ(ヘクター・ヒメネス)という相棒をみつけてその夢をかなえ、
ナチョという覆面レスラーとなり、そのファイトマネーで修道院の孤児たちに美味しい食材を買ってやる・・・という、タイガーマスクの原案といわれる実話を、コミカルに描いた作品。
以下、感想を箇条書きに。
・ジャック・ブラックはキライじゃないけど、これは笑えなかった。
『スクール・オブ・ロック』はかなり好きで、同じメンバーで作った作品と聞いてちょっと期待してたんだけど。残念。
・
イグナシオのマドンナ、シスターの
エンカルナシオンを演じた女優さん=アナ・デ・ラ・レグエラ=、美しい!
・「孤児たちに美味しいものを食べさせたい」という気持ちがあって、そのためにファイトマネーを稼ぐのではなく、まず自分の夢として「プロレスラーになりたい」ということがあり、そのうえでそのファイトマネーを孤児たちのために使っている、そういう話自体は好感がもてる。逆だったら恩着せがましくって嫌だけど。
・メキシコの食べ物がいろいろ出てきて、ちょっと懐かしかった。確かに、アボガド、トマト、赤ピーマンや豆は、頻繁に使われてた食材だったな。
評価は、
★★ (満点は5つ)
DVD鑑賞で十二分かと。