私のプチ癒しスポット:浄真寺で3年に一度おこなわれるという、
“おめんかぶり”という仏教行事(都の重要無形文化財)を見てきた。
正式には
二十五菩薩来迎会といい、念仏行者の臨終の際に阿弥陀が25人の菩薩を従えて西方浄土から来迎するの様子を再現した仏教行事。このお寺は、本堂(現世)と上品堂(極楽浄土)の間に橋がかけられ、おめんをかぶり菩薩に扮した信者たちが渡ることから、“おめんかぶり”の名で親しまれているのだという。
後姿で肝心のおめんがわかりにくいけど、橋を渡る菩薩たち(↓)。
これは現世から極楽浄土へ渡っているところ。
いつもはとても静かな境内ですが、今日はたくさんの見物客が訪れていました。


子どもも参加(←)。この衣装を着ていては暑いこともあり、隣で並んで歩く親御さんはうちわで扇いであげている。
橋を渡る僧侶(?)から、なにやらひらひらと舞う紙が投げられていた(→)。見物客たちが手を伸ばして取っていたので、なにかご利益があるのかしら?

おめんかぶりが終わったあと、普段は公開されていない本堂と上品堂の中に入ることができた。
こちら(←)が本堂の本尊。とても穏やかな顔をされています。
この本尊の正面から、本堂と上品堂(正面に屋根が見えている)を結ぶ、長さは36間(約65メートル)の橋(↓)がこのイベントのためだけに架けられています。
こちらが上品堂の中。3体の仏像が並んでいます。
左右の仏さまの前に並べてあるのが、おめんかぶりのおめんです。
3年に一度のこのおめんかぶり。
檀家さんをはじめ地域の人たくさんの人の力で伝統が維持されているのでしょう。関係者のみなさま、暑い中お疲れさまでした!