2009/04/28(火)06:58
杉浦邦弘さん編曲の吹奏楽曲について
先日、某月某日、某所へ、某吹奏楽団の演奏会を聴きにいってきました。
今回、その詳細なレビューは書きませんが(決して“期待外れ”だった訳ではありません、念のため)、その演奏会で、私自身、とても興味をそそられる曲が演奏されたので、ちょっとご紹介してみようと思った次第です。
「POPPO POPPO」という曲、ご存じでしょうか
「はとポッポの世界旅行!」という邦題()も付いています。
編曲は、杉浦邦弘さん。
「ど演歌えきすぷれす」シリーズの編曲が、最も有名なのではないかと思います。
「POPPO POPPO」は、童謡で文部省唱歌の「鳩(通称“鳩ぽっぽ”)」のメロディーが、世界中の色々な音楽に乗って“世界中を旅する”というイメージの、とても楽しく“凝った”作品だと思います。
演奏時間は、およそ11分。このCDに収録されています。
試聴だけなら、(最初の約45秒だけですが)東京ミュージック&メディアアーツ尚美のHPで可能です。
私はですね、その演奏会から帰ってきてすぐ・・・
某、吹奏楽専門ネットストアで、この「POPPO POPPO」だけをダウンロード購入しました。
曲の冒頭、A.リードの“あの、吹奏楽の超有名曲か”と思わせておいて、いきなり「鳩ぽっぽ」の旋律が出てきた時には、私は思わずコケてしまいました
その後、この鳩は、本当に色々な曲に乗って、世界中を旅します。
サンバあり、ジャズあり、フラメンコあり、クラシックあり・・・
『もしこの曲を、ショスタコーヴィチやグレンミラーが聴いたら、どんな感想を抱くかなぁ』と、考えるだけでも、私はワクワクしてしまいました。
杉浦さんの、その“編曲”のアイデアの多さと、豊富な“遊び心”に、私は感服してしまいました。
こういったコラージュ的な作品に、抵抗のある方もいらっしゃると思いますが・・・
私は、とても楽しめました。
もし吹奏楽をやっている方で、次回の演奏会の選曲に迷っている方がいらっしゃいましたら、この「POPPO POPPO」を検討してみてはいかがでしょうか。
その日は、面白くて楽しい曲に出会え、何となく得した気持ちの、私だったのでした。