2010/01/12(火)07:27
(本編)「BCL11」を聴いた話
このCDのレビュー記事を書く、という「予告記事」をUPしたのが、昨年の7月21日・・・
それ以後、まさか“半年”も間があいてしまうとは・・・ 本当に申し訳ありません
遅ればせながらで大変恐縮ですが、本日、記事「本編」を書かせて頂きます・・・
そもそも、「BCL(Band Classics Library)シリーズ」とは・・・
日本の吹奏楽界において“クラシック”と呼ぶに相応しい、高い評価を受けている吹奏楽曲を集め、新録音によってその価値を改めて見つめ直そう、概ねそんなコンセプトで制作されている吹奏楽録音シリーズです。
演奏は、木村吉宏 指揮、広島ウインドオーケストラによって実施されています。
(“吉”は正式には“土”に“口”です)
「BCLシリーズ」も、積み重ねて11作目のこのアルバム、その8曲の収録曲目は、(昨年7月21日の“予告記事”でも書きましたが)、私は今回初めて目にするものばかりでした。
『実際に曲を聴いてみれば、思い出す曲があるかも』
と、思っていたのですが・・・
やはり、このCD収録曲全て、私は今回初めて耳にするものばかりでした。
私自身、今まで一応人並みに『吹奏楽の事は知っているハズ』だと思っていたのですが・・・
今回このCDによって、その考えを改めなければならなくなりました
このCDのライナーノーツの情報によれば、今回の収録曲中、最も新しく作曲されたものでも、1967年との事です(2番目に収録されている、A.リード作曲「サスカッチアンの山」)。
8番目に収録されている「岸辺のモリー」(パーシー・A.グレインジャー作曲)などは、吹奏楽編曲版の出版が“1921年”との事です。
まさに、“クラシック”・・・ 改めて、日本より吹奏楽の歴史の古い、欧米の吹奏楽文化の奥深さを感じずにはいられません。
正直に申し上げて、今回ご紹介したCDの中で、特に私が気に入った曲、というのは今のところないんですが・・・
今後聴き重ねていく事によって、徐々にジワリジワリとそれらの良さが心に響いてくるのだろう、と、思っているところです。
(長く吹奏楽に親しんでおられる方であれば、このCDの5番目に収録されている「序曲 ティアラ(フランク・D.コフィールド作曲)」が、かつて(1965年)全日本吹奏楽コンクールの“課題曲”だった事をご存じかも知れませんね)
機会があれば、ぜひ皆さんも、吹奏楽の“クラシック”に、触れてみて下さい。
<追伸>
吹奏楽にお詳しい方であれば・・・
「BCLシリーズ」、既に“12”が発表されている事をご存じだろうと思います
ハイ、当然私はこれを近いうちに手に入れて、聴くつもりです。
このブログでも、レビュー記事をUPするつもりです(“いつまでに”と、ここで明言する事は避けさせて頂きますね・・・)。