2010/03/20(土)18:16
(アコースティックな)YMOのカバーアルバムを聴いた話
最初の結成から、30年以上も経っているYMOですから・・・ 古今東西、YMOの楽曲は、さまざまな形でカバーされています。
先ほど、ちょっと私の所有物を調べてみたのですが・・・ 「カバー」、そして、「パロディ」の様なものも含めれば、私が持っている、そんなアルバムの数は10を超えます(以前ご紹介した、“初音ミク”盤もあります・・・)。
さらに、カバー“アルバム”としてではなく、YMOの特定の曲を単発でカバーしたものも含めれば、私も知らないものが、まだまだたくさんあるでしょうから・・・
YMOの楽曲のカバー数は、相当な数に上ると思います。
そんな中、先日私は、こんなアルバムを聴きました。
リンク先の説明によれば、これは、女性三人によるパーカッションアンサンブルトリオ“minimums”による、YMOのカバーアルバムです。
CDには最小限の情報しか書かれておらず、“minimums”が何者なのかほとんど分からないので、 minimums の公式HPへ行ってみました。
ほー、三人とも、国立音大のご出身・・・ 2000年代の初めから活動を始め、実績もあり、一定の評価も受けていらっしゃる様ですね。
CDの内容ですが・・・
収録曲には、“原曲”が“歌詞付き”の曲もありますが、本アルバムはほぼ“インストゥルメンタル”です。
旋律を奏でる楽器はマリンバで、とてもアコースティックな雰囲気を醸し出しています。
しかしその一方で、リズム楽器を使ってビート感を出し、“原曲”が“テクノポップ”である事への配慮がキチンとなされている点が、私には嬉しかったです。
そして今回、私が一番驚いたのが・・・
本アルバムの3曲目に収録されている、「Technopolis」のアレンジです。
3曲目の冒頭、流れてきた音楽は、聴き慣れた「Technopolis」のイントロではなく・・・
モーツァルト作曲、交響曲第25番の第一楽章。
それが16小節()ほど演奏された後に、音声処理の施された“TOKIO”のシャウト。
その後、モーツァルトと「Technopolis」とが、交互に表に出てくる、といった感じです。
合いますね 「Technopolis」とモーツァルト
このアルバムの演奏のみならずアレンジを手掛けていらっしゃるのは、“minimums”のお三方なんですが、その非凡なセンスには思わず脱帽でした。
このアルバム、“minimums”さんが発表された“何枚目か”のアルバムだと思うのですが・・・
『他のアルバムも聴いてみたい』、私個人としては、そんな事を思った、素敵な作品でした。