2010/06/10(木)02:44
(前編)今季のカープについて、思う事
まずは・・・
6月9日(水)、私は、セ・パ交流試合、対千葉ロッテマリーンズ戦を実地観戦してきました。
千葉ロッテマリーンズ(LM) 対 広島東洋カープ(C) 3回戦 18時15分試合開始
先発 LM:成瀬、C:前田健太
私にとっては、二年振りの千葉マリンスタジアム(千葉県民なのに・・・)。
この日、当地、朝から小雨模様だったのですが、夕方には何とか回復してくれました。
この試合、両チームのエースが先発で、事前の“投手戦”が予想されましたが、実際まさにその通り。両エースの投げ合い、と、相成りました。
LMの成瀬投手・・・
最高球速は140km程度で、球が走っている、という雰囲気ではありませんでした。立ち上がりから球が若干高めに浮き気味だったと思いますが、変化球で相手打者のバットの“芯”を外して打ち取る、という巧みなピッチングだったと私は思います。
一方の前田健太・・・
1回2回と連続で先頭打者にヒットを許すなど、こちらも本調子ではなかったと思います。ただ、ここぞ、という時に集中力を発揮し、要所要所を締めていました。7回裏、LMのクリーンアップを三者三振に仕留めた時には、『この試合、もらった』と、思ったんですけれどね・・・
では、本ブログの恒例によりまして、カープの主な出場選手の“10点満点法”で、本試合を振り返ってみたいと思います。評価の目安は次の通りです。
10、9点 : 優(大変よくできました)
8、7点 : 良(よくできました)
6、5点 : 可(ふつうです)
4、3点 : 不可(がんばりましょう)
2、1点 : 不可の下(もっとがんばりましょう)
0点 : 論外(何も言いたくありません)
・1番 二塁 東出選手 2点(5タコ。打率.251。ちょっと心配です。いい当たりが相手守備陣の正面をつく、といった不運もありましたが・・・)
・2番 遊撃 梵選手 6点(5打数2安打1失策出塁1盗塁。打率も3割に乗せてきました。個人的には『東出と打順を入れ替えては』とも思いますが・・・)
・3番 DH 嶋選手 2点(3タコ。“左”の成瀬を意識して、他は多くの“右打者”を並べたカープベンチですが、それならなぜDHが嶋だったんでしょう。最初から“會澤”で良かったのでは)
・4番 一塁 栗原選手 5点(4打数1安打2打点2三振1四球。“1安打”は2ラン。久しぶりに“4番”の仕事をしてくれた、と思ったんですが、他の打席が、パッとしませんねぇ・・・)
・5番 右翼 廣瀬選手 5点(5打数2安打1三振。成瀬には手も足も出ず。しかし、延長12回表には先頭打者として、よく出塁してくれたと思います)
・6番 中堅 赤松選手 2点(3タコ。気持ちよくバットを振っているだけ。相手投手は、コントロールに苦しんでいるというのに・・・)
・7番 左翼 迎選手 1.5点(4タコ。特記事項なし)
・8番 捕手 石原選手 1点(5打数1安打1三振。今や、カープ“下位打線”の象徴、と言っていいでしょう。守っては・・・ やっちまいましたね・・・)
・9番 三塁 小窪選手 1点(3打数0安打1四球。守っては・・・ 某選手曰く、“ハナクソみたいな”プレーが、この試合、大事なところで出てしまいましたね・・・)
・先発 前田健太投手 9点(カープの“エース”としての、気迫と風格を感じさせる投球だったと思います。9回裏の件は・・・ 言葉もありません・・・)
(途中出場選手は、出場時間が短いため、“採点・評価不能”とさせて頂きます)
こんな感じで、如何でしょうか。
LM成瀬投手には怒られるかも知れませんが・・・ “8回2/3”まで投げる事ができたのは、カープ打線の“打ち損じ”も、その理由のひとつだと思います。
球が荒れてストライクを取るのがやっと、という感じの回もあったと思うのですが、それをカープの下位打線が、見事にサポートしてしまっていたと思います。
打てないなら、せめて、キチンと守って欲しいんですが・・・
9回裏、記録には残らない“2失策”。
ひとつは、この回先頭打者のLM西岡選手の三遊間への鋭い当たり。横っ跳びでグラブに収めたは良いけれど・・・ お手玉しちゃった小窪選手。
もうひとつは、一死後、LM井口選手の簡単な内野フライを、見失っちゃった石原捕手。
これでは、投げてる方は救われないでしょう。「抑えろ」と言う方が酷だと、私は思います。
逆に私は、『よく3点目を防いでくれた』と、拍手を贈りたい気持ちです、マエケンには。
延長12回、2-2のドロー、という結果に終わった試合でした。
カープとしては、“また”、勝てた試合を落としました。落としてしまいました。
・・・虚しいです。これは、今回に限った話ではありません。
今季のカープを見ていると、虚しさだけが、次から次へと積み重なっていきます。
何でしょう この虚しさは・・・
(“後編”に続きます)