2007/09/21(金)00:15
らき☆すた 総評
本年度最高の百合アニメ、らき☆すたもついに最終回。
とりあえず言いたい事は二つ。
最高に楽しめた作品だった!!
何故ベストを尽くさないのか!!
後者は全24話である事についてですが。何故・・・何故26話では無いんだっ!!
キャラクターや、作品の主な魅力については
らき☆すたバトンで大体語ったのでそこを参照のこと。
今回の総括ではそこで触れなかった部分・・・
ある意味最上級に痛い話かもしれない、感想書きの視点について語ります。
「らき☆すた」は本サイト開設以来、最もハマった作品であり、
半ば仮死状態だったこのサイトを復活させた原動力であった。
私が何故この作品に入れ込み、毎週毎週ネタ感想に異常な情熱を注いできたかといえば、
「らき☆すた」が奇跡的なまでにネタにしやすい作品であったからだろう。
「銀魂」や「絶望先生」だと、ギャグがギャグとして
作中で自己完結してしまっているため、読者としてはネタとしてアレンジする余地が無い。
逆に「グレンラガン」等ではストーリーがシリアスすぎてネタにするのを憚ってしまう。
「なのは」「黒の契約者」「スクールデイズ」なども、
ネタに出来る箇所はあるが、その辺りは大体他の人も目をつけているので、
ほとんどの場合、ツッコミの二番煎じになってしまう。
だが、「らき☆すた」は少々違う。
私の感想の中核を成す百合妄想を筆頭として、
様々なネタに派生できるシーンが随所に散りばめられているのだ。
劇中の台詞を入れ替えた傑作MADが幾つも出回っている事からも、それは証明できると思う。
放送が後半に入ってからは、どこを感想で取り上げるか・・・
どうやってネタにすべきか・・・そんな事ばかり考えながら視聴していた。
何て不純な見方・・・!
ともかく、こなた×かがみ、ゆたか×みなみの百合シーンにニヤニヤしながら、
気に入った画面のキャプチャを取っていくのはとても楽しかった。
私は私なりに、このアニメを最高に楽しめたと思う。
感想を見れば分かるとおり、
いわゆる腐女子的な見方をしながらこのアニメを追ってきたのだが、
作品初期はそんな事も無く、本来のコンセプトである
「思わずあるあると同意してしまうネタ」
「まったりゆるゆるとした女子高生の日常」として楽しんでいたと思う。
それが変わった切欠は多々あるが、
やはり7話での「背中からかがみに抱きつくこなた」のシーンが起爆剤だった。
そのあまりの百合度に衝撃を受け、そのシーンを何度も見直した記憶がある。
それから・・・「皆と同じクラスになりたいと願うかがみ」
「こなたにバレンタインチョコを渡すかがみ」を経て、
私の視点は完全に百合重視で固定されてしまった。
後半になってからは、話の内容などは二の次、
もはや「百合があるかないか」で面白いかどうかを決めていた。
それを異常な見方とすら感じなくなっている時点で色々ヤバい気もするが・・・
まぁ、私的にはらき☆すたという作品を最大限に楽しめたので良しとする。
物議を醸した後半からの実写エンディングですが・・・これは明らかに京アニの戦略ミスだろう。
むしろ、槍玉に挙げられる白石さんがかわいそう。
あれだけキャラソン出しといて、いくらでも良いエンディングを作れる素材があったのに・・・
一回や二回ならネタで許されても、ずっと続けられると流石に辟易する。
このエンディングに賭けた京アニの情熱は一体どこから出たのやら・・・
こんなのに情熱注ぐぐらいなら、もっとこな×かがの絡みシーンを・・・(結局自分の欲望優先か!
パロディに関しては、掲載紙がアニメ誌な上、
オタクをネタに扱っている時点で、パロネタが出まくるのは必然だったのだろう。
アニメ店長が出てきた時点で、この作品は「何でもあり」なんだなぁと理解していた。
あれが暴走?ぬるいぬるい。
「ぱにぽにだっしゅ!」や「太臓もて王サーガ」に比べれば子供の茶目っ気、
むしろ「京アニ、その程度かッ!」と言いたくなるよ(ぉ
お気に入りの話ベスト3
第1位 第17話「お天道様のもと」
前半はヤバイぐらいこな×かが一色だった話。
「かがみのツンデレプレゼント渡し」→「かがみ、こなたの頭撫で撫で」のコンボは痙攣するかと思った。
二人きりのデートに加え、貴重なかがみ攻めが見られる話でもある。
アニメを見てて、あそこまで興奮したのは始めてかもしらん。
後半部分は割りとどうでもよかった。
しかし前半部だけで、全24話の頂点に立つにふさわしい出来だった。
後、唯一らっきーちゃんねるが面白かった回でもある。
何だかんだで、この作品にアニメ店長を出したのは大成功だったと思うのですよ。
第2位 第15話「いきなりは変われない」
この辺りから、キャプ感想が本格化し始めた。
ここでの見所は、「ライブでこなたと席を替わってあげるかがみ」、
そして「同じクラスになれなくて落ち込むかがみ」である。
かがみの優しさには感動したよ。
こなたもこのイベントを皮切りに、かがみを本気で愛している事に気付いたに違いない。
ところで、この「かがみだけ別クラス」というのは神設定だと思うのだがどうか。
あえて別のクラスにして、逢いたい想いを募らせる・・・
例の障害があるほど恋は燃えるってアレですよ。
俺はアニメ>>原作なんだが、この設定を考えた作者には敬意を表する。
第3位 第7話「イメージ」
伝説の百合シーン
「皆と同じクラスになりたくて文系選んだ~」→「こなたがかがみを背中から抱きつき」があった話。
私の百合妄想を決定付けた、ターニングポイントである。
はい、全部こな×かが百合メインの話ですね。
我ながらいっそ清清しいです。
京アニがどれだけ頑張って感動話を作っても、
数分のこな×かがエピソードが凌駕してしまう・・・
俺って何て厄介な視聴者なんだ・・・フハハハハ(ぉ
後、感動したエピソードはゆたか・みなみの名前呼びイベント。
こなたとかがみには出来ない話だけに、インパクトは強かった。
こな×かがは俺にとっては感動するのではなく、悶絶する(ぉ
田村ひよりさんは実にいいキャラだった。
こなたは男オタクの分身なら、彼女は女オタクの分身。
こなたにはあまり共感できないのに、
ひよりには共感してしまう俺って・・・(ぉ
最終的には、かがみに次いでお気に入りのキャラに。
願わくば、こなた×かがみとも絡んで、
その妄想力をフルに発揮して欲しかった。
三位は結構決めがたかったりする。
こなたか・・・みなみか・・・迷うところ。
みなみは名前呼びシーンで一気に男前な魅力を発揮したからなぁ。
それまでは空の拳魔だったというのに・・・(まだそのネタ引っ張るか
ともあれ、キャプを取ったり、妄想したり、感想書いたり、
リアルタイムでここまで熱狂できたアニメはこれが初めてだったと思う。
何事においてもブームを逃す私が、
ブームに乗っかって皆と一緒に盛り上がったというだけで貴重。
最高に楽しめたアニメでした。
素晴らしい作品をありがとう 京都アニメーション。
さて・・・二期はシャフトが作ってみるってのはどうかね?
きっと凄いぞ~~
京アニ版がガキの遊びにしか思えないほど、凄まじいパロディの嵐が吹き荒れるぞ~
あそこは百合にも理解があるから、さらに濃密な百合シーンが期待できそうだ。
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