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静岡の畳屋の姉さんが語る株式会社新海畳店

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2019年06月25日
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カテゴリ:旅行
​​        こんにちは。

​ 今まで見たお城の中で一番感動した静岡の畳屋の姉さんです。​



 5/18、日本三大船神事の一つで10年振りに行われた「ホーランエンヤ」というお祭りを観た後、松江城に行きました。
 
 私はラッキーなことに、この研修旅行のしばらく前に偶然松江城が国宝に指定されるまでのご苦労をまとめた番組をテレビで観ていたのです。その時は、まさかそこに行くことになるとは思わずに。たまたまテレビをつけたらやっていた番組で、チャンネルも番組名も覚えていないのですが、今となっては録画しておきたかった番組でした。

 松江城は昭和10年、当時の「国宝保存法」によって国宝に指定されました。しかし​昭和25年、「文化財保護法」で基準が変わったことにより、国宝指定を外されて「重要文化財」に格下げされてしまいました。​

 その後、松江市は何度も国に国宝指定の陳情を行ったり、12万8千人もの署名を出したり、専門家による調査が行われたりしましたが、松江城天守が完成した年月日がはっきりしないことから国宝と認められませんでした。

 平成24年、松江城の近くにある松江神社で「慶長十六」などと書かれた札が見つかったものの、そこに「松江城」の文言が無かった為、その札が元々松江城にあったものだと証明するために、札の釘跡と松江城の柱の釘跡を丹念に調査し、ついにピッタリ合う釘穴を松江城内にみつけたということです。

 このことが決め手になり、平成27年に松江城は正式に国宝指定され、国宝5城の一つとなりました。

 ​いや~!ドラマチックですねemoji01


 ドラマチックといえば、松江城は明治時代に発令された「廃城令」によって壊されるところでした。実際に二の丸櫓は取り壊されてしまいました。そこで地元の豪農である勝部親子は、私財を投じて松江城を買い取り、天守を守ったそうです。

 そして松江城は、山陰地方で唯一天守が残っているお城となりました。​全国で現存する12天守の中で3番目の高さ、総床面積は姫路城に次いで2番目です。​

 ​いや~!本当に天守が壊されなくてよかったですねemoji02


 天守は見た目は「黒い!」という印象です。しかし白漆喰の部分もあり、この黒と白のコントラストから「千鳥城」とも呼ばれています。


 石垣の石は、角が丸っこい自然な感じの大きな石と石の隙間を小さな石が埋めるように積まれていました。そして石垣の石の中にハート形の石があるということで、私達、探して触って写真を撮ってきましたよ!
 

  天守は5層の外層で内部は地下1階を含む6階で構成されています。少し大変かもしれませんが、是非最上階まで登って景色を眺めてほしいです。松江市内が360度見渡せます。

  そこに上るまでの階段は桐でできています。桐は軽く、燃えにくく腐りにくいという特徴があります。当時でも高級だった桐をあえて階段に使用しているのは、いざというときに階段を引き上げて敵が登れないようにするためとも言われています。

 そんな階段とは対照的に、出費を抑えていると思われる部材もあります。これは後から調べて知ったことですが、「富」の文字が刻印されている木が使われています。それは築城した堀尾吉晴がそれまで過ごした月山富田城の材木をリサイクルして使っているそうです。
 
 柱は、長くて太い大黒柱はあまり使われていません。全部で308本ある柱の内130本は「包板(つつみいた)」という技法が使われています。柱の周囲に板を張って大きなホチキスで留めるように鎹(かすがい)がうちこまれているのです。長さも2階ごとに繋げて組み合わせることによって上層部の重さを分散させながら強度を保っています。梁の上から立ち上がっている柱もありました。face08


 その他、天守の中に井戸があったり、敵に備えた矢狭間、鉄砲狭間、石落としなど、見所が沢山ありました。face02



(続く)​





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最終更新日  2019年06月26日 13時11分51秒
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