静岡の畳屋の姉さんが語る株式会社新海畳店

2021/07/02(金)17:39

大好きな西伊豆に行ってきました

旅行(63)

模様替えランキング ​こんにちは。​ ​毎年1回は西伊豆に出かけている静岡の畳屋の姉さんです。​  かなり時差ネタになってしまいましたが、5月15~16日、西伊豆に一泊旅行に行ってきました。  思えば今まで西伊豆に出かけていたのは8月の夏休みが8割、お正月休みが2割くらいだったでしょうか。この時期に西伊豆に出かけたことはほとんどありませんでした。  そこで今回は、幾つか行ったことのない所に行き、体験したことのないことを体験しました。  15日は堂ヶ島でトンボロ現象(干潮時に島まで歩いて行ける)と、洞窟巡り遊覧船を楽しみました。  トンボロ現象で現れた道は、石ころだらけで濡れている所もあるので、水陸両用の靴に履き替えてよかったです。やどかり、イソギンチャク、エビ、カニ、ハゼの仲間等が沢山いました。  洞窟巡りの遊覧船は、主人は初体験、私は二度目でした。何度乗っても面白いです。     宿泊先は土肥にしました。大きな花時計、手湯と足湯等、散策するにはいい所です。今回、和歌山牧水さんの像を見つけました。牧水さんも土肥がお気に入りだったのですね。    16日は松崎町に行きました。目的地は「大沢温泉 依田の庄」です。    こちらのことはある方のfacebookの投稿で知りました。どうやら県指定有形文化財旧依田邸の一部が日帰り温泉に改装されたようです。  古民家好きで温泉好きの私がここに行かないわけにはいきません!  温泉施設は令和2年に改装されたばかりだそうで、とても綺麗でした。入浴者の休憩室として和室が一室解放されていたので早速利用させていただきました。中庭が見えて寛げるお部屋でした。  温泉施設の奥の方には旧依田邸があり、無料で見学ができるので行ってみました。  ところで依田さんってどんな方だったのでしょう?パンフレットをもとに簡単に説明します。  依田家はそもそも武田信玄の家臣といわれ、武田家滅亡に際し伊豆に逃れ、大沢の地に居を構えました。江戸時代には庄屋として村民の生活を支えました。  19歳で11代当主になった依田佐二平は、弟、妹を養育しながら邸内に私塾大沢学舎を開き、近隣の子弟を教育しました。  また、維新政府の殖産興業政策を受け、伊豆で最初の製糸工場を建て、農家の豊かな現金収入の道を開きました。  更に奥伊豆に通じる天城峠を開通させたり、高等教育の場として私立豆陽中学(現県立下田高等学校)を創立しました。  弟の依田勉三は、慶應義塾で福沢諭吉とも交わり、北海道十勝平野の開拓を志し、十勝では「開拓の祖」として帯広市民の尊崇の念を集めているそうです。  なんだか大河ドラマを観ているようですね。渋沢栄一もそうですが、幕末~明治にはとてもエネルギッシュに世の中を変えていこうという人達がいたのですね。  次回は300年前に建てられた旧依田邸の母屋について書きます。

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