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2007年11月28日 コメント(12)
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カテゴリ:茶道
![]() 模様替えランキング こんにちは。 前回の投稿日を見て驚いている静岡の畳屋の姉さんです。 最近facebookとInstagramとTwitterへの投稿が多く、ブログが疎かになっていました。前回のブログの投稿はなんと昨年10月ではないですか! ![]() 以前、ブログしか読んでいないというお客様から、 「暫く投稿されていませんが、どうかされましたか?」 と、心配のお電話をいただいたことがるので気を付けなければ。 さて、昨年10月まで話をさかのぼるのも大変なので、今年になってからのことを書きます。 私は一昨年から月に一度、煎茶のお稽古に通っています。 煎茶の面白い所は、お茶そのものが季節(月)によって変わる事です。 夏は冷茶、冬はほうじ茶、玉露の月もあります。それによって茶器も、お茶を淹れる手順も変わります。(なのでちっとも覚えられません・・・。 ![]() 1月のお茶は「大福茶」でした。 「大福茶」とは、お正月に飲む縁起がいいお茶のことで、「人々に幸福をもたらすお茶」という意味があるそうです。地域によって多少違いがあるようですが、今回のお稽古では、抹茶茶碗に梅干しと結び昆布と塩を入れ、そこにほうじ茶を注いでいただきました。 梅干しは太陽、結び昆布は大地、塩は海を表しているそうです。このお茶碗の中に、なんと壮大な世界が凝縮されていることでしょう! ![]() 私は日本人のこのような世界観、自然との向き合い方が大好きですし、毎回お茶のお稽古で感心してしまいます。 そして1月のお茶菓子は「花びら餅」でした。 「花びら餅」とは、柔らかい求肥の中に紅菱餅と白味噌餡と牛蒡を挟んだ和菓子です。もとは歯固めの儀式に使われていたおせち料理だった為、新年の御菓子として知られるようになったそうです。 白味噌餡の甘さがとても上品で、牛蒡が驚くほど柔らかかったです。 床の間風の空間(和風の引き出しの上に龍鬢表と紋縁の畳を置いてあります)には、松竹梅と日の出と鶴と亀が描かれた掛け軸と、花瓶に活けられた水仙と、今年の干支である寅の土鈴がありました。 お茶のお稽古が無ければなんとなく過ぎていってしまいそうな日々。毎月私はここで、程よい緊張感と共に季節を強く感じています。
2017年09月07日
カテゴリ:茶道
こんにちは。 メモと撮影が追いつかなかった静岡の畳屋の姉さんです。 少し日にちが経ってしまいましたが、7月から8月にかけて、たった3回で茶道のことを学ぶ講座を受講していました。その最終回のことを書きます。 1.2回目はカルチャーセンターのお部屋に畳を敷き、床の間のようなものを置いてお稽古をしていました。 畳屋としては正直言って 「う~ん、ビニールの畳表か・・・。」 ![]() しかし、最終回はなんと! ![]() 先生宅の門の木戸を開けたところから玄関まで、短い距離ながら和の雰囲気満載のお庭があり、もう別世界に足を踏み入れた感じでした。 玄関から上がって和室に入り、これからのお稽古の説明をうかがい、受講生の役割(正客、お詰めなど)を決めました。 「正客」は、客のリーダー的存在です。客の中では一番上座に座り、亭主との問答も正客のみが行います。 「お詰め」は最後に入る客で、一番末席に座りますが、お詰めにはお詰めの大切な役割があるので、ある程度知識がある方が務めた方がいいそうです。 というわけで、知識も経験もほとんど無い私は三客(三番目の客。正客→次客→三客)になりました。 少しゆかりが入ったようなさっぱりしたお湯をおいただいた後、玄関から一旦お庭に出て、つくばいで手と口を清めて茶室に入りました。 清める順番は左手→右手→口です。これは神社でお参りする前に清める順番と同じですね。 にじり口です。↓次に入る人が前の人の靴を横によけて揃えてあげるといいようです。 それから床前に進み、掛軸を拝見し、お部屋の角まで斜めに戻ってから真っすぐ進んで釜などを拝見しました。 この釜の下の灰と炭も芸術的なのです! 炭の燃えかすが手前に飛んできて着物などに穴が空かぬよう、灰で土手を作ってあります。そこに「割ぎっちょ」「丸ぎっちょ」「化粧炭」といった名前が付いている炭を、先生が丁寧に並べていました。 さて、ここから後のことはもうメモをとるのに必死で、画像はこれしかありませんでした。 3回の講座は終わってしまいましたが、お稽古着も買ったことですし、今後も茶道の勉強を続けたいと思います。
最終更新日
2017年09月07日 17時03分40秒
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2017年08月09日
カテゴリ:茶道
こんにちは。 お勉強についていくのがやっとの静岡の畳屋の姉さんです。 「茶道のい・ろ・は」の講座では、始めに先生から千利休と裏千家のお話がありました。 「皆さん、『四規七則』はご存知ですよね?」 という先生の問いかけに、「知りません。」と答えるわけにもいかず、先生がホワイトボードに書かれた「四規七則 和敬清寂」という言葉とその意味を急いでメモするのがやっとでした。 帰宅後、改めてネットで検索し、復習しました。 「四規七則」とは茶道の心得、お茶の極意です。「四規」というのが「和敬静寂」のことです。 ・「和」=お互い仲良くすること ・「敬」=お互い敬いあうこと ・「清」=見た目だけでなく心の清らかさのこと。道具もきれいに。 ・「寂」=どんな時にも動じない心のこと。 「七則」とは、他人に接するときの七つの心構えです。 茶は服のよきように点て(飲む人がおいしいと感じる加減にお茶を点てて) 炭は湯の沸くように置き(炭は頃合よくちょうどよい加減の湯が沸くように置き) 冬は暖かく夏は涼しく(冬も夏も過ごし易い環境を整えて) 花は野にあるように入れ(花は野に咲くように自然に生け) 刻限は早めに(時間には余裕をもって) 降らずとも雨具の用意(何事にも心がけ、怠らず準備を整えて) 相客に心せよ これらは茶道の場面に限らず、人と関わる時には常に心掛けたいことだと思いました。 それから色々な道具の名前を覚えました。お抹茶を入れる「なつめ」、なつめを拭く「ふくさ」、お菓子を受ける「懐紙」、それらの道具や扇子などを入れる「すきや袋」・・・。(メモメモ) 実際にお茶を点ててお菓子もいただきました。お抹茶がなかなか細かく泡立たなくて・・・。 お茶碗の置く位置、持ち方、回し方、いただくときのお辞儀の仕方も教わりました。お抹茶は三口半で飲み、最後に「ズッッ」と音を立てて飲み切ることも教わりました。 それにしてもこの日Gパンを履いて行ってしまったのは失敗でした。もう足がしびれてしびれて・・・。 ![]()
最終更新日
2017年08月09日 10時03分55秒
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