東武博物館
七福神を巡ってもまだ時間に余裕があるので、東向島の”東武博物館”へ向いました。 2月11日のブログで、 ”東向島の東武博物館はリニューアル工事の為、2009年7月まで休館してます。” と書いた、あの東武博物館です。 入園料は大人¥200.-とリーズナブル。 当日は、平日だったのですいていましたが、休日は混むのではないでしょうか。 入ってすぐのところに、B1形5号蒸気機関車が展示されています。 その横には”デハ5”が展示してあります。 (正確には”デハ1形5号) (写真中)車内は木製です、本当に綺麗にレストアされています。 当然、座席には座れます。 (写真下)運転席は非常にシンプルな作りです。 真正面にはB1形5号が見えます。 ○デハ5電車 東武鉄道記念物第32号 大正13年、浅草(現業平橋)西新井間の電化に ともない、東武鉄道最初の電車として8両の 木造電車が日本車両の東京支社で製造されま した。デハ5は東武各線(東上線を除く)を走 りました。 昭和31年からは、西新井工場の車両入換用と して使用されていたため、改造されず原形の まま保存されていました。(展示案内板より) 特急スペーシア個室のカットモデルも展示されています。 勿論、座席に座ることができます。 すいていたので長い時間座っていました、結構気分のいいものです。 因みに、個室料金は、 1室、平日¥3,000.-、土休日¥3,600.-と、意外とリーズナブル。 JR線直通特急の場合は、 1室、JR線内¥3,000.-、JR線+東武線¥6,000.-。 (個室料金は、JR線内では「グリーン個室料金」となるそうで、 グリーン個室を利用する場合は、JRの特急料金が1人当たり ¥510.-割引。詳しくは、東武鉄道HP http://www.tobu.co.jp/ http://www.tobu.co.jp/を参照) スペーシアを見てから、中庭に出てみました。 ED101形101号が展示されています。 ○ED101形101号 東武鉄道最初の電気機関車。 1928(昭和3)年英国のイングリッ シュ・エレクトリック社製で、 1930(同5)年2月に就役。当初は貨物列車の他、客車を引いて団体用にも 使用されました。 東武の電気機関車は1944(同19)年3月総武鉄道(現 野田線) と合併するまでは、このED101号1両のみでした。 1955(同30)年6月にED4000形4001号に形式変更。 1972(同47)年まで活躍した後、同年7月近江鉄道に譲渡され、 1988 (同63)年3月まで働きました。 廃車後も保存、展示されていま したが、 2009(平成21)年1月東武鉄道に里帰りしました。(博物館HPより) 車の”セダン”のような形をした、ED101とは別物のようです。 ED101→ED4000への形式変更は改良ではなく、東武の都合からか? 5700形5701号(5700系?)、通称”ネコひげ”。 ○5700形5701号 1951(昭和26)年、戦後最初に新造した日光・鬼怒川線特急車。 5700系は1951年および1953(同28)年に2両固定が3編成 ずつ計12両が 造られ、 このうち最初のモハ5700・クハ700形 4両は、正面2枚窓の通称“湘南型”の 変形ともいえる独特の 流線形で登場。前面の飾り金の形から“ネコひげ” の愛称で親し まれました。 1960(同35)年、貫通扉付(展示中の5703号 と同タイプ)に改造され、 急行・快速・団体用に使用された後、 1991(平成3)年7月に廃車されましたが、 当館への展示を 機にネコひげ形に復元しました。(博物館HPより) これは一体何が書かれているかというと、 この5700系5701は、一度、全く違う顔(写真上)に改造されました。 それを、展示保存する為に顔を”湘南型”に復元した(写真中、下)ということです。 独特の流線型を復元したことに、感動をおぼえました。 本当に素晴らしいレストアです。 ○湘南型 モハ80系の通称。 前から見ると、独特の流線型で、運転席は二枚のガラスからなっている。 湘南電車(東海道線)が、オレンジ×グリーンに塗装された時に、 この車両がメインだった為、独特の風貌とあいまって特にモハ80系を ”湘南型”といっている。 その後、流線型、運転席二枚ガラスを広義で”湘南型”と称している。 中庭から館内に戻ります。 キャブオーバー型のバスが展示されています。 説明にも記述してあるのですが、当時主流のボンネットバスを キャブオーバー型にしたので、 エンジンが客室に飛び出しています。 よく見ると、飛び出したエンジンカバーの横には 座席があります。 夏はさぞかし暑かったんでしょう・・・・。 ウインカーは”アポロ式(矢羽式)”。 車内はシンプルながら、結構ゆったりしています。 ステップは非常に段差が高く、足の悪い人は難儀したと思われます。 栃木県足利市をメインに走っていたそうです。 実はこのバスも、スクラップ寸前の状態だったようです。 この状態から、ここまで綺麗にレストアするのはさぞかし大変だった事でしょう。 バスの隣にはED5015号電気機関車が展示されています。 ○ED5015号 東武各線の貨物電化にともない、昭和32年から 37年にかけ四期にわたって増備された日立製 の電気機関車の1両で、ED5015電気機関車は 昭和34年に造られました。 この電気機関車は東上線に配備され、同線の 貨物列車を牽引、貨物輸送の近代化に貢献し ました。昭和61年東上線の貨物輸送は、その 役目を終えました。(案内板より) その2へ続く。