196132 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

日々,子持ち。

日々,子持ち。

021~040






021 気

気に入りの服は干したり雁渡し


022:体

バックする車体朝顔なでつけり


023:力

あらがはぬ力もありや秋桜


024:技

技駆使すパーマネントや鶏頭花


025:識

鑑識の手袋のゆび栗の香


026:度

ちちろ鳴く夫を送りて二度の飯


027:品

月待ちの艶種品評会となる


028:青

渓谷にちくらちくらと青き霧


029:白

月白や魚眼で写す吾子の顔


030:上手

村芝居上手へ捌けるだけの役


031:化

貴方より化学に恋情して白露


032:杉

杉の香をいつぱいに吸ふ宮相撲


033:ジン(ヂン)

ヂンフイズ夜霧の前にかへりけり


034:浅い(活用可)

川風やもう浅くなる芋煮鍋


035:波

山ぎはの波立つて見ゆる照葉かな


036:憎

面憎し小首かしげる秋の蠅


037:汚れる(活用可)

えいままよ汚れてしまへじゅく熟柿


038:盗む(活用可)

いはれなき讒訴のけはい盗人萩


039:笛

竜笛に添へた唇花野かな


040:九

九族が我に満ちゆく曼珠沙華











© Rakuten Group, Inc.