041~060041:袖 憧るるちょうちん袖と林檎の実 042:目 からすうり瞠目止めぬ犬の居り 043:幾 松茸飯幾久しくとほおばりぬ 044:鳴 学校の田んぼの鳴子ひまさうに 045:暮 べい独楽の跡ある暮らしの手帖かな 046:玉 紅葉かつ散るや玉蒟蒻ゆだる 047:子 児らの顔すげかへてみる案山子かな 048:文 文字のなか一人称無き猫の秋 049:河 萩ふるえ河川氾濫注意報 050:影 雨月闇影忍あらまほしきかな 051:脚立 秋思あり脚立座れぬ生きもので 052:歪む(活用アリ) ありとある道の歪めり野分中 053:果 無花果の無邪気なまるみ罪である 054:ボール 爽やかに踏む段ボールぎよぎよ鳴きぬ 055:境界 境界性人格とあり月明かり 056:化粧 化粧馴れ古皮となる鳳仙花 057:封 空からカチンコ十月封切りす 058:借りる(活用アリ) 小鳥来て借りもの競走に立候補 059:陣 陣痛を知らぬわれ石榴となりぬ 060:ランプ 十六夜や切つててらてらランプ肉 ジャンル別一覧
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