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今回見たアナザーストーリーズは5/26日放送の世界遺産スペシャル。
世界遺産のうち、エジプトのアブ・シンベル神殿、中国の始皇帝陵、日本の国立新美術館を紹介する内容。 ナビゲーターは兵馬俑を擬人化した兵ちゃん。 ・アブ・シンベル神殿 ラムセス2世の時に建造された神殿でアスワン・ハイ・ダムの建設計画により、水没の危機に。遺跡保存のため移動することになったがその時の話がメイン。 保存のため別の場所に移動する計画は立てたものの再建のための資金がないってことでエジプト政府が資金繰りのために考えたのは古代エジプト展。日本にも登場し、古代エジプトブームを生み出すことに。 神殿は幾つかのパーツに分けて移動することになったが、バラす時と、移動後再組立てを行った時の苦労話が当事者が語るシーンも。 ・始皇帝陵 事の始まりは一人の農民が始皇帝陵近くの畑を耕していたら、陶器製の人形を発見。この展開金印と似てますね。 発見した人は村の役所に一旦連絡したが、時は文化大革命真っただ中で古い文化が破壊されて行ってることで兵馬俑も破壊されるかも?ってことで考古学者も保護のために発掘調査を行ったが、猶予は1年と短すぎる。 発見した人も人生が変わり、発見した時の体験談を綴った本を出版、自宅を改造した小さな記念館を作ったほど。 ・国立西洋美術館 フランスのル・コルビュジエ設計の建物は幾つか登録されてるが、日本の国立西洋美術館はそのうちの一つ。 ル・コルビュジエの経歴をまず軽く紹介。時計職人の家に生まれたが、視覚障害のため職人になることは断念し、独学で建築学を学び、建築家としてデビュー。サヴォア邸で注目される。当時最新素材だった鉄筋コンクリートを使用したが屋根のないため当初酷評されたが、建築当時には死亡率の高い結核予防のための日光浴が出来るように屋上庭園を設計していた。 1955年11月にはル・コルビュジエ本人が来日して、国立西洋美術館の建設予定地を視察。ル・コルビュジエは京都、奈良を訪問した後、帰国するが、1956年7月に基本設計案、1957年3月に実施設計案が届く。これをもとに、彼の弟子にあたる前川國男、坂倉準三、吉阪隆正が実施設計を行い、建てられたわけだが、ル・コルビュジエの設計案は、美術館本館のほか、講堂と図書館の入る付属棟、劇場ホール棟を含む大規模なものであったが、財政難のため付属棟と劇場ホールの建設は見送られた。ただし、ホールについては、後に美術館の向かいに東京文化会館(前川國男設計)が建てられ、形を変えて実現している。 今年の東京旅行で国立西洋美術館に行ってますけど、今回の本美術館のコンセプトを聞いてなるほどと思った。常設展の会場は螺旋を描く構造だったもんで。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Jun 7, 2020 06:27:11 AM
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