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テーマ:今日聴いた音楽(73426)
カテゴリ:音楽(歌番組・MV含む)
今回のお題は吉川晃司「LA VIE EN ROSE」。
1984年10/5にSMSレコード(現:バンダイ・ナムコアーツ)からリリース。(LP/カセット)初CD化は1985年3/30日。 吉川の2ndで初のオリコン1位獲得作(同時に初登場1位も初めて獲得した) 本作から吉川自身も曲作りに関わるようになり、作家陣として大沢誉志幸、伊藤銀次(元シュガー・ベイブ/ウルフルズのPD)を迎えている。 サウンドは吉川の意向でキーボード主体のサウンドとなっているが、吉川はこれを「失敗」と感じており、「もう少しギターを入れたかった」「自分の意見は入っているが時間がなかったことが残念」と述べている <曲目> 1.「No No サーキュレーション」 詞:安藤秀樹 曲:大沢誉志幸 編:大村雅朗 2.「LA VIE EN ROSE」 詞:売野雅勇 曲:大沢誉志幸 編:大村雅朗 3.「ポラロイドの夏」 詞:麻生圭子 曲:原田真二 編:大村雅朗 4.「サイレントムーンにつつまれて」 詞:安藤秀樹 曲:伊藤銀次 編:大村雅朗 5.「サヨナラは八月のララバイ」 詞:売野雅勇 曲:NOBODY 編:大村雅朗 6.「グッド ラック チャーム」 詞:安藤秀樹 曲:伊藤銀次 編:大村雅朗 7.「Border Line」 詞:安藤秀樹 曲:NOBODY 編:大村雅朗 8.「BIG SLEEP」 詞:麻生圭子 曲:原田真二 編:大村雅朗 9.「She's gone -彼女が消えた夜」 詞:安藤秀樹 曲:大沢誉志幸 編:大村雅朗 10.「太陽もひとりぼっち」 詞:麻生圭子 曲:原田真二 編:大村雅朗 *LPの構成は1-5がA面、6-10はB面 *対応サブスク:Apple・Spotify <参加ミュージシャン> ・今剛(Gt) ・北島健二(Gt/FENCE OF DEFENSE) ・奈良敏博(Ba/シーナ&ロケッツ) ・西本明(Key) ・富樫春生(key) ・矢口博康(sax) ・松武秀樹(プログラミング) *西本明は佐野元春のサポートメンバー。尾崎豊の1stにも参加。 富樫春生は鬼束ちひろのサポートメンバー #1の作詞を担当した安藤秀樹は1986年にエピックソニーからシンガーデビュー。デビュー当初は岡村ちゃん、松岡英明と共に「Epic御三家」と呼ばれていた。 初の12インチシングルとしてリリースされた作品でギターのアグレッシブなプレイが聞き所。シャウトが尾崎豊っぽいが。 #2は大沢誉志幸作曲。リリースの3年前にデモを作ったものの自分には合わないという理由で吉川に提供したという経緯がある。日本語が乗せにくいメロディーラインだったことから「日本語の歌詞を乗せるのは無理だろうと思って売野雅勇に渡したら、うまく日本語の歌詞を乗せたので作曲した大沢はその仕上がりを大変喜んだという。 大沢もセルフカバーしており、1994年リリースの「college」、2008年リリースの「Seasons Greeting-春-」で取り上げている。 デモの段階ではアレンジが歌謡曲風だったが、吉川の提案でキーボードメインに。 シンセドラム・シンセ・ギターのバランスがよく入ってる。 #3は歌詞・メロディとともに夏を連想する #4はシティポップとして通用しそうなナンバー。 #5は2ndシングルで初期の吉川の代表曲の一つ。ガラスの割れる音が所々で入るが、その音でリズムを取ってるわけか。 サビの「はちがつの~」が「かちがつ」に聞こえるが、ロックらしく見せるため意図的にやってるとのこと。 #6はキーボードの音が前面に出てる。 #7は作曲がNOBODYということでメロディ・構成が「モニカ」を思わせ、サビのところがジュリーを彷彿させる歌い方。 #10は夏の終わりの別れを思わせる歌詞とメロディ。 大手プロダクションだったナベプロ所属だったということでデビュー時はアイドルとして売り出されたものの、この段階からアーティスト性が出てて捨て曲がないですね。 この作品を聞いていて思ったのが今のご時世ではソロの男性アイドルが絶滅してて、しかも歌唱力の高い人が出ていないのは残念ですよね。 【中古】邦楽CD 吉川晃司 / LA VIE EN ROSE お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Dec 15, 2021 11:36:27 PM
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