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テーマ:アニメあれこれ(25881)
カテゴリ:アニメ
本日見たアニメは「劇場版 銀河鉄道999」。
漫画版アンドロメダ編をコンパクトな形で再構成した全編新作のアニメ映画作品。1979年公開。製作した東映動画は、設立以来、親会社の東映の下で劇場アニメ映画の制作をしていたが、本作が東映動画にとっての初の自社製作の劇場映画となる。 舞台は、銀河系の各惑星が銀河鉄道と呼ばれる宇宙空間を走る列車で結ばれた未来世界。宇宙の多くの裕福な人々は機械の身体に魂を移し替えて機械化人となり永遠の生を謳歌していたが、貧しい人々は機械の身体を手に入れることができず、機械化人の迫害の対象にされていた。そんな中、機械伯爵に母親を殺された主人公の星野鉄郎(野沢雅子)が無料で機械の身体をくれるという星を目指し、謎の美女メーテル(池田昌子)とともに銀河超特急999号に乗り込む。 79年公開なのに作画崩壊を起こしていないところがすごすぎ。鉄朗の造形がTVよりもかっこよくなっている。 最初は母の敵討ちだけを望んでいた鉄朗だが、冥王星には機械の体を得たものの本体は冥王星で眠っている所を見たり、食堂車で働くクレアの後悔(機械の体を得たが後悔することになり、本当の体を取り戻すため999でバイトしている)、限りある生命を懸命に使って生きる人々の姿を見て「機械の体を得て永遠に生きることは幸せか」ということに疑問を感じるように。中盤で機械伯爵を倒して本懐を遂げる鉄郎だが、メーテルに対する疑いは晴れず・・・ 松本作品の人気キャラ・ハーロックとエメラルダス、トチローが登場。エメラルダスはトチローが好きだが、なんで冴えない男が好きなのかと疑問に浮かぶが、中身は男気あるから惚れてるのか? トチローがアルカディア号のコンピューターになった経緯も本作で描かれている。 で、終着駅でメーテルの謎が明らかに。惑星メーテルを支配しているプロメシュームの娘であること、メーテルが話していた相手が父親ということが判明。メーテルが背負った業が悲しすぎる。 ゴダイゴの主題歌「The Galaxy Express 999」が有名な劇場版。ラストの鉄郎とメーテルが別れるシーンは、収録の際、野沢・池田共に感極まって泣き出し、他のスタッフももらい泣きしてなかなか進まなかったという 「♪あの人はもう思い出だけど」「そうさ君は 気づいてしまった 安らぎよりも 素晴らしいものに」「別れも愛の一つだと」と言う歌詞は青春ものとして再構築した映画にふさわしい。 銀河鉄道999 4Kリマスター版(4K ULTRA HD Blu-ray&Blu-ray Disc 2枚組) [Ultra HD Blu-ray] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Apr 10, 2022 12:27:58 PM
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