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テーマ:今日聴いた音楽(75526)
カテゴリ:音楽(歌番組・MV含む)
今回のお題は井上陽水の「氷の世界」。
1973年12/1にポリドールからリリースされた3rdアルバム(初CD化は1983年)。 当時の日本人アーティストのアルバムでは珍しくロンドンでレコーディングが行われ、クォーターマスのピート・ロビンソン、後にイアン・ギランバンドに参加するレイ・フェンウィック、ニック・ハドソンら現地のミュージシャンが参加した。 リードシングルとしてリリースされた「心もよう」は陽水にとって初のオリコンTOP10入りを果たし、本作は発売から2年後の1975年8月に日本レコード史上初のLP販売100万枚突破を成し遂げた。オリコンのLPチャートでは5度も1位に返り咲くという記録を持っており、「100万枚突破記念盤」とレーベルに印刷された盤が存在する。 1982年にCDが発売される前のミリオン達成4作品の一つである(他は松山千春の「起承転結」寺尾聰の「Reflections」、YMOの「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」。) <曲目> 01(A-1).あかずの踏切り 02(A-2).はじまり 03(A-3).帰れない二人 04(A-4).チエちゃん 05(A-5).氷の世界 06(A-6).白い一日 07(A-7).自己嫌悪 08(B-1).心もよう 09(B-2).待ちぼうけ 10(B-3).桜三月散歩道 11(B-4).FUN 12(B-5).小春おばさん 13(B-6).おやすみ *対応サブスク:Apple・Spotify(2018年リマスターで) アルバムジャケットは楽屋でギターを奏でる陽水を写したもの。ギターは忌野清志郎の所蔵品と本人が後日談として語ってる。撮影を担当した中村冬夫によるとある事情でネガを現像液に浸けておく時間が長くなりあの独特の白い感じになったという #1は星勝作曲。もうフォークよりニューミュージック寄りのナンバー。「♪あたたかいご飯のにおいがする」と生活感が出てる歌だが、「四畳半フォーク」って言葉があるからなぁ #2は高中正義と村上”ポンタ”秀一が参加。 #3は「心もよう」のB面。#2とつながっている所あり。 「♪もう星は帰ろうとしている 帰れない二人を残して」の箇所はアレンジ担当の星勝・陽水自身と清志郎をもじってる。1990年公開の映画「東京上空いらっしゃいませ」の主題歌に採用された。全体的にメルヘンチック。 #5は陽水の代表曲の一つでライブの定番。今までとは打って変わってのファンキーなナンバー。 音はいかにも70年代って感じ。「♪窓の外ではりんご売り 声からしてりんご売り(1番)」「♪誰か指切りしようよ 僕と指切りしようよ」(2番)等、歌詞は繋がりのない言葉の羅列になってる。 #6は小椋佳作詞で小椋自身も1974年にシングルを出してる(詞とメロディは若干異なる)。小椋氏らしくリリカル。 #7は高中正義が参加。詞に「♪めくらの男は~」とあるため、1996年再発盤では自主規制によって収録されず、2001年以降の再発盤で再収録されている。 #8はリードシングル。#3とどちらをA面にするかで陽水は「帰れない二人」を候補に挙げたが、ポリドールのPD・多賀秀典は「心もよう」を推し、協議の結果、こちらがA面となった。細野晴臣が参加。 手紙を書いてる主人公の遠距離恋愛の様子が見える。 #9は清志郎との合作で細野晴臣が参加「♪いつも僕は君を待ってる 早くドアを開けておくれ」とかの歌詞はベタだが、合作とはいえ、清志郎のラインが見えない。 #10は作詞を担当した長谷邦夫は赤塚不二夫のブレーンで漫画家で当時は陽水だけじゃなく、藤圭子の売り込みの相談を受けていた。これまた歌詞、メロディ共にベタ。 #11は高中正義が参加。 氷の世界 [ 井上陽水 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Oct 6, 2024 12:22:12 PM
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