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カテゴリ:詩・歌・小説
嘘つきオバサンの話
去年からグループに参加してきた人で、悪い人じゃないのですが、つい、つい口から出まかせを言ってしまうオバサンがいます。 初めは「私は占い師で、生年月日だけで何でも判る」と言いました。 皆が「私も占って」とお願いしましたが、結局誰も占ってもらえませんでした。 次に「私はジャズシンガーで、作詞作曲も出来て、昨夜は5曲も作った」と言いました。 皆が「お気に入りの一曲を聞かせて」とリクエストしましたが、結局一曲も歌ってくれませんでした。 次に「私はアメリカ大使館のパーティーに招待された」と言いました。 皆が「じゃあ、着ていく服を買うの?」と訊くと、普段着で良いのだと言いました。大使館のパーティーに普段着で行くなんて・・・ 次に他のガーデニングが趣味の人が、「私の庭を雑誌が取材に来て、お庭の写真が載った」と、写真を見せてくれました。 すると嘘つきオバサンが、「私もガーデニングが趣味で、コンクールで優勝した」と言いました。 皆が「お庭の写真を見せて」とお願いしましたが、結局一枚もありませんでした。 「ムッ、コンクールに出品するにはお金が掛かるでしょ?」 「大丈夫よ、レンガなんか自分で買ってくるから」 「ムッ、そういうことじゃなくってェ、出品料が10万円ぐらい掛かるでしょ、だから、私は出品しないのよ!」 「あらそう、私はそんなの掛からなかったわよ」 とか。 まあ、傍で聞いてると面白いけどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.03.12 07:07:01
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