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カテゴリ:心理学と神秘学
写真は「クチナシの実」
フィットネスとエアロビクス フィットネスは健康を意味する言葉で、体力をつけるという意味のフィジカル・フィットネスからでた言葉。 エアロビクスは、体に酸素を十分に取り入れながら長時間行う全身運動のこと。日本では、激しい運動と静かな運動を組み合わせたエアロビクス・ダンスを指し、これは競技化され、世界選手権もある。 フィットネスは健康な体作りの全体を言い、その一つにエアロビクスがある。 C・G・ユングの心 1 カール・グスタフ・ユングは1875年にスイスで生まれた。 彼の父はプロテスタントの牧師で、ラインの滝の近くの教会を任されていた。 後に一家はバーゼルに移り、少年ユングはそこで就学し、1895年には、バーゼル大学の医学生となった。 医学の最終試験が近づくと、専攻を決めようと様々な可能性を検討したが、なかなか決心がつかなかった。 外科も選びたかった。だがそれは卒業後も金を掛けて勉強する必要があり、それは父の援助を期待できなかった彼にとっては無理な相談だった。 彼はすぐにでも収入を得なくてはならず、どこかの総合病院にポストを見つけることが、医者としての第一歩として相応しいと思った。 ところが、事態の進展は、些細な出来事によって、予期せぬ方向へと彼を導いたのだった。 彼は親戚の子供たちに誘われて、こっくりさんの集いに顔を出した。 十五才の少女が、普段はドイツ訛りでしか話せず、引っ込み思案で恥かしがりやなのに、トランス状態になると大胆で、威厳さえ見せたのだった。 学生ユングは驚嘆した。普段の少女を良く知っていたが、こんな一面は今まで見たことがなかった。 一緒にいた子供たちは、これは遊びとしてすんなり受け入れていた。だが、ユングは異っていた。 これは驚くべきことだと思った。普段の十五才のあの少女が、教養豊かな大人の女性の態度と話し振りをしめすなんて。 つづく 「ラ・ソレリーナ」はこの前にあります お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.01.06 13:26:49
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