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2009.01.17
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カテゴリ:心理学と神秘学
写真は「冬空」
   冬空   


 地球を覆っている気体の分子は絶えず動き回っているが、宇宙へ飛び出してしまうことはない。引力によって地表に止まっている。風は気体の分子が一方向に移動する動きだ。その動きが起きる原因は、気圧の違いで、空気は暖められると軽くなり、低気圧となって上昇する。その後に冷たい空気の高気圧が流れ込む。その時の空気の流れが風だ。陸の空気は暖まりやすく、また冷めやすいが、海は暖まりにくく冷めにくい。夏は陸地が暖かく、海は冷たいので、海から陸へと風が吹く。


C・G・ユングの心 6

 コンプレックスの中身は、完全に無意識か、比較的無意識かのどちらかである。すなわち、コンプレックスはある環境、あるいは情動的状況では活性化し、他の場合には活性しない。
 受験生などが、口頭試問されると、覚えていた答えが思い出せなくなるということがある。それは、個人的無意識のなかにある多くの観念が相対的に無意識的だからである。
 それらは、別の環境あるいは別の情動的状況では意識内に入って来る。受験生が、試験場を出て戻ってくると、情動的雰囲気が変わるので、答えを思い出すことができる。
 多くの観念は、もっと深く無意識的で、一時的な情動的状況には関わりなく無意識的なままでいる。
 ユングはコンプレックス形成と、神経衰弱の場合に起きるような人格の分裂、あるいは部分的崩壊との類似性に目を向けた。
 コンプレックスは、部分的人格のように振舞う。それは自立的に、時には意識的願望とは正反対に作用する。
 無意識的心理作用について何も知らない人たちは、コンプレックスは患者が作り出すものだと決め付けている。
 患者はなんらかの理由から、コンプレックスを表面に押し出したのであり、彼が分別を持って行動すれば、コンプレックスなど存在しない。
 ユングは、そうした偏見に対して、コンプレックスは極めて高い自立性を持っていて、いわゆる想像上の痛みは、器官的には根拠がなくても、本当の痛みと同じだけ痛いものだと言っている。
 そして、たとえ患者自身、医者、一般の用語法が一致団結して、その痛みは想像だと主張しても、痛みに対する恐怖は少しも消えないと確認されている。
 分別に逆らって、説明のつかない非合理な恐怖に振り回されるのは、本人にとっても周囲の人々にとっても腹立たしいものだ。
 そうしたことは現在でも同じように起きていて、神経症の患者は、例えば足の骨折は神経症よりましだと思うだろう。骨折が相手なら、現実的な行動をとることができるからだ。
つづく

「ラ・ソレリーナ」はこの前にあります





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最終更新日  2009.01.17 13:56:29
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