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カテゴリ:神話と古代ロマン
イザナキ・イザナミが産んだ最初の子は、淡路島だとされている。 これは海人たちの創世神話を朝廷が取り入れたもので、イザナキ・イザナミは海人の神様だった。 その他イザナキ・イザナミが産んだ神は二十三柱あり、それらは三種類に大別される。 一つは男神で、抽象化された純粋な神である。 次は自然現象にまつわる神で、海、山などの神が産まれる物語が具体的に語られている。 三つ目は人間の生活に近い存在で、穀物の神など生産に関わる神々が産まれる。 イザナミは最後に火の神を産んだが、燃え盛るその子によって、大火傷をして命を失う。 SF的私の考えでは、火の神、すなわち原子力であり、何らかの事故によって放射能漏れ、あるいは臨界事故が起きたものと考えられる。 火の神は、イザナキによって殺されてしまうが、イザナキの剣からも、火の神の亡骸からも新たな神々が産まれた。 それは、原子力によって、新たな何かが作り出されたと思われる。 妻を失ったイザナキは、黄泉の国へ妻を連れ戻しに行った。 これはギリシャ神話と酷似しているが、どちらが先かは定かではない。 イザナミは、すでに黄泉の国の食べ物を食べてしまい、もう地上へは帰ることが出来なくなっていた。 イザナキは諦めきれず、直接妻に会おうとするが、イザナミは決して自分の姿を見てはいけないと言った。 原子力事故で死んだのなら、さぞ醜くなっていたであろうから、どんなに愛する夫であろうと、その姿を見られたくないのは当然の女の気持ちである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.02.16 08:23:37
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