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2010/01/29
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カテゴリ:今日のCD
'69年発表の1枚目。
この時のグループ名はタイトルと同じTHE CHICAGO TRANSIT AUTHORITY。
デビュー作にしてLP2枚組みという意欲作である。
Chicagoというと甘いバラードのAOR路線に馴染みのあるファンが多いと思うが、初期の彼らはブラス・ロックという当時革新的なサウンドで、さらに歌詞は非常に政治色が強いという「進歩的」なグループであった。

'69年というとアメリカはベトナム戦争の真っ只中で、各地で反戦運動が盛んな時期であった。
彼らも反戦という政治的メッセージを前面に押し出し、反体制の姿勢を明確にしていた。
当時ロックという音楽は、多かれ少なかれ反体制というか「大人」に反抗する「若者」のカルチャーという色合いが強かった。
「若者」にとって「大人」は信じられないもの、「体制」は信じられないものであり、ロックはそんな「若者」の主張を代弁する音楽であった。
そんなロックも'70年代後半のパンクを最後に、反体制的若者文化の色は薄くなり、ビジネスとして巨大化し、大人の世界でコントロールされていく。
'80年代のMTVブーム以降、ロックに限らず、ポピュラー・ミュージックは「鑑賞」するものではなく、「消費」するものとなり、今やデジタル化された音をインターネットを通じてダウンロードし、iPodに代表される携帯プレイヤーで個人個人が聞くことが日常となってしまった。

「最近のロックは・・・」「最近の若者は・・・」と嘆くのは簡単である。
しかし'60年代、'70年代に「若者」として過ごした我々に罪は無いのだろうか?
「大人」になり、「体制」の中で働いている世代は、現代の「若者」が「反抗」するに値する明確なメッセージを発してきただろうか。
今一度このアルバムを聴いて、若かった、大人が信じられなかった自分に戻り、大人になった今の自分を見つめ直すことも必要かもしれない。





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Last updated  2010/02/07 03:51:41 PM
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 カスタム77@ Re:あけましておめでとうございます!(01/01) お久しぶりです。 最近はプログレから遠ざ…
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