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フィギュアスケート時々バレエ~浅田真央とパトリック・チャン応援記

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2017年02月23日
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勝ったと思っただろうな~・・・2017四大陸選手権での羽生選手。FS演技終了直後の彼の顏は勝利を確信したものだった。いつもなら、それで間違いなかった。勝利は間違いなく羽生選手の物だった筈だ。
それが・・・ネイサン・チェン。彼は余りにも、いや余りにも、なんて言葉では表現し尽くせない程、「異次元」の存在だった。鮮やかに決める4Lz-3T、4F。最も難度の低いジャンプが3Lzという、規格外のジャンプ構成。もうもう、言葉を失う、絶句してしまう演技構成。それも、これらのジャンプを何とか跳ぶ、何とか決めるというレベルではない。素晴らしい加点付きで跳べてしまえるのだ。4Lz-3Tといえばボーヤン・ジン選手の代名詞でもあるけれども、ここまでの加点は貰えてはいなかったと思うし(確認していないので間違っていたらすみません)、ルッツが得意な選手の常として?フリップはそこまで得意ではないのか、流石に4Fを跳べてはいないようだ。それがネイサンときたら、4Lz、4F共にあれだけの質のものを見事に決めてしまえるのだから、もう脱帽するしかないよ。羽生選手は天才だけど、ネイサンときたら、果たして一体何と形容したらよいのだろう?宇宙人とか怪物とか、色々言われているんだろうけど、それにしてもとにかく凄すぎて。その驚異的な演技を見ていて、ふとウサイン・ボルトの走りを思い起こしてしまった。人類の限界、これ以上は望めないものを見たという、ボルトの走りを見ている時に感じる感覚と似た感覚、それを味わわせてくれたのが今回の4大陸でのネイサンの演技だった。
そう言う意味では、スポーツとしてのフィギュアスケートの魅力を、これ以上は望めないというレベルで私たちに見せてくれる人が現れた、と言っていいのかも知れない。北京五輪でボルトから受けた衝撃と、今回の4大陸でネイサンから受けた衝撃は、同質のものだもの。

しかもネイサンはまだ17歳。伸び代で一杯だし、今回これだけのレベルの演技をしていても、彼からはまだ「余裕」を感じた。それも「かなりの」余裕を。羽生選手が一杯一杯、必死に、それこそ命を賭けて、という位のレベルで演技しておられたのとは(あくまで主観ですが)対照的だ。羽生選手は恐らくこれ以上、「もの凄く」伸びるという事は難しいのでは?殆ど「限界」なのでは?と思えるのだけれど、ネイサンは違うと思う。何とも涼やかな顔で、余裕綽綽。ジャンプ以外の要素も、これからどんどん伸びて行かれると思うし、一年後、平昌五輪はもしかしたら「主役」「金メダル最有力候補」として迎える事になるのかも知れない。楽しみな様な、怖いような、何とも複雑な心境だわ。
私は今回、ネイサンの演技に本当にワクワクさせられたし、一種の陶酔(ボルトの走りに感じる様な)さえも味わわせて貰ったので、彼の事は決して嫌いではない、どころかむしろ凄く好きなんだけど、平昌ではやっぱり羽生選手か宇野選手に金メダルを獲って貰いたい、って感じてしまうので。

今回の4大陸、宇野選手も素晴らしかった!初挑戦の4Lo成功、しかも見事な質で!は言うまでもない事なんだけど(今回、SPでの3Aは私にとっては宇野選手のこれまで見て来たジャンプの中で最高の出来だった、あの飛距離、あの流れ、ため息ものです!)、FSの「ブエノスアイレス午前零時」、見ていて鳥肌が立ちましたよ。あの難しそうな曲をあれだけのレベルで表現出来てしまえる宇野選手、彼も紛う事無き天才ですね。今大会でのFSの演技は、正に出色。耳障りすれすれとも言える大迫力のボーカルにも全く負けていない。音楽と彼との凄まじい駆け引きを見る様でした。対照的に優美な「ヴァイオリンと管弦楽の為のファンタジア」も好きだなぁ。要は、宇野選手の演技なら殆ど何でも好き、って事なんですが(笑)。ネイサンが「スポーツ」としてのフィギュアを堪能させてくれるのであれば、宇野選手はスポーツと芸術との融合としてのフィギュアを堪能させてくれる。二人ともに、本当に素晴らし過ぎて・・・
そして、羽生選手は一体何だろう?私にとって彼は一体何なんだろう?宇野選手ともネイサンとも、他の誰とも違う、独自の次元で輝いている存在みたいです。






最終更新日  2017年02月23日 23時54分35秒
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2016年10月08日
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「神プロ」来た~!、思わずそう叫びそうになってしまいました、真央ちゃんのフィンランディア杯での演技を見て。素晴らしいじゃないですか、真央ちゃん!
昨季、ジャパンオープンで「蝶々夫人」をお披露目した真央ちゃんを見て、彼女は明らかに変わった、進化した(これまでとは別の方向へ)、と私は思ったのだけれど、「リチュアル・ダンス」での彼女は昨季よりも、更に更に、明らかに進化の度合いが深まっていましたね。
彼女の、「演じたい!」「表現したい!」という思いが身体中から迸り出て、もの凄い「エネルギー」を発していた様に私には感じられました。彼女の身体表現の何て美しく雄弁な事!「輝かしく踊る」とは正にこういう演技を指して言うのだろう、と思われます。これまでの彼女の演技は、良くも悪くも淡白で、美しい水彩画の様な演技だったように思うのですが、「リチュアル・ダンス」での彼女は「タメ」をたっぷり効かせて、魅惑的に微笑んで、「魅せる」演技が実に素晴らしい!今までにない「浅田真央」だと感じました。音楽だけを聞いていると、このような曲を表現するというのは、相当難しいのではないか?と思われるのですが、恐るべし、浅田真央。見事に表現し尽くしておられますね。

否、元々彼女は、天性の表現力の持主であり、音楽を表現するという事に関しては、天性の才能を授けられて生まれて来た人だったと思います。けれどけれど、彼女はその事に、余りに無自覚かつ無頓着であり過ぎる様に私は感じて来ました。けれど昨年、「浅田真央に惚れ直す」という記事で述べさせて頂いた通り、一年の休養を経てリンクに戻ってきた彼女は明らかに変わりましたね。「ジャンプ偏重の演技」からの脱皮を、見事に果たされた姿を見て、私は本当に嬉しく、感涙にむせんだものです。
そしてまた一年、更に更に美しくなって、彼女はリンクに戻って来てくれました。儚くも強く美しい、浅田真央の蝶々夫人、とはまた全く別の表情で。
お披露目の段階で、既に私はその魅力にノックアウトされてしまった様な状態ですが、浅田真央のリチュアル・ダンス、がこれから先、どのように進化(深化)して行くのか、その過程を見守る事が出来るというのは本当にワクワクしますし、楽しみでなりません。本当にありがとう、真央ちゃん!

今回のフィンランディア杯での真央ちゃんは、アイスショーの時の彼女と、殆ど違いが無かったように私には思えました。アイスショーでは思いっきり弾けて、「魅せる」演技が出来るのに、試合になると「別人」になってしまわれるのがこれまでの浅田真央で、私にはその事が本当に残念で、勿体なく思えたものです。アイスショーと試合で、これ程表情が異なるスケーターは他にいない、そう思って来ました。その原因は、元々人一倍デリケートで感じやすい、繊細な神経の持主でいらっしゃる事と、3Aを始めとする、高難度ジャンプに全神経を集中させておられるからだろう、そう思っていました。これまでの彼女の演技はやはり、「ジャンプの為の演技」だった、そう思います。
浅田真央の本当の魅力、真の素晴らしさというのは、ジャンプ以外の所にある、その事に真央ちゃん、気付いて!私は常々そう思って来ましたので、「ジャンプ偏重」から解放され、解き放たれた真央ちゃんの、実に生き生きとした表情を見るのは本当に嬉しくて、言葉では言い尽くせない程、感慨深いものがあります。
とは言え・・・「試合」として、「選手」としての彼女を考えた時、「今のまま」ではなかなか大変だろうなぁ・・と思ってしまう自分もいて。彼女が、もう勝ち負けには拘らない、順位など気にしない!勝とうが負けようが、自分のやりたい演技をするだけ!と割り切って下さればどんなによいだろう・・などと思ってしまう自分がいて・・そんな風に割り切ってしまえた方が、却って自ずから結果も付いて来るような気もするのですが・・・

話が全く変わるのですが、いよいよ今日からプロ野球のクライマックス・シリーズが開幕しました。
もうすっかり、「秋の風物詩」として定着しましたね(笑)。CSが始まると、あ~、もう秋
なんだな~、としみじみ思います。
それにしても、CSの日程が、セ・パ共に全く同じというのは何か凄く残念・・確か、何年か前までは、パ・リーグの方が開幕が早くて、パ・リーグのCS見届けてから、セ・リーグを観戦、というスタイルだった様な記憶があるのですが、今は日程が重なっているから、基本的にセ・パのどちらかしか見られない。両方見たければ、こまめにチャンネルを替えて交互に見るか、何台かテレビがあるご家庭なら2台同時に見るとか、しなきゃならない。私は今日はパ・リーグメインで時々セ・リーグの方も見るというスタイルでしたが(今のジャイアンツの試合なんて見る気にもならないもの・・)、たまたまセ・リーグにチャンネルを合わせていた時に、筒香選手が凄い、目の覚めるようなHRを打たれて。今季一体、これと似た様なシーンをどれだけ見せられた事だろう?と思うと、本当に笑ってしまう位でした。いやもうほんと、「笑ってしまう位」勝負強いです、筒香選手。「帳尻合わせ」のHRとは訳が違う。ここで打って欲しい、ここで一発、何とか!と願う場面で、殆ど打っておられた様な記憶しかありません。これぞ真の四番バッター。しかも!「まだ」24歳ですよ?失礼ながら、34歳と言われてもすんなり信じてしまう事でしょう。それ位、漂う「風格」が凄いです。ヤクルトの山田選手と同い年とは・・
青で埋め尽くされた東京ドームの観客席も壮観でした。ファイナル・ステージは赤と青の壮烈な闘いが見られそうだとワクワクして来ます。と言っても、ホークスとファイターズの「死闘」の方に私は興味があるので、パ・リーグメインで見ると思うんですけど。
何というか、CSはある意味、日本シリーズよりも楽しめる場合があるんですよね。同一リーグで、順位が決定した後だからこそ、絶対に負けられない、今度こそ勝ってやる、という意地と意地のぶつかり合い、みたいな所があって、先ず何よりも選手達の「眼の色」が違う。見ているだけのファンも、あのチームには絶対勝って欲しい、とか、絶対負けたくない、とか思う。これが日本シリーズとなると、お互い立場は「対等」だから、また微妙に心理や感覚が違ってくるんだろう、と思います。「クライマックス・シリーズ」とは正に言い得て妙で、CSの本質をこれ以上無いという位、そのままズバリと言い当てているなぁ、と命名された方(一般公募で決まったのでしたっけ?)に尊敬の念さえ覚えます(笑)。日本シリーズへと勝ち進むチームはどこか?日本シリーズの舞台には、一体どのチームが立っているのだろう?暫くの間、ワクワクが止まりません。








最終更新日  2016年10月08日 20時18分22秒
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2016年02月28日
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美しいな~・・・宮原選手の「ため息」を見てはそう思う。「美しさ」でこれだけ魅せられる選手が他にどれだけおられるだろう?ある意味、真央ちゃんに似ている、とも思う。彼女もその優美極まる演技で私を虜にしたのだが、彼女に次ぐ存在として、宮原選手が俄然大きな存在になり始めた。細部にまで行き届いた表現の緻密さ。見れば見る程魅せられるし、感心する。美しいリストの調べが、彼女の指先から、腕から、全身から、零れ出してはリンクを埋めて行くのが見えるようだ。あれだけの難しい技術をこなしながら、これだけの表現をも出来てしまえる宮原選手。しかも驚嘆すべきは彼女がまだ17歳の若さだという事。いやこれはもう、恐れ入るとしか言い様がないです。真央ちゃんの17歳の時も、それはそれは、筆舌に尽くし難い程高雅で美しかったけれど、あの美は彼女が持って生まれた「天性」に依る所も大きかったと思う。彼女は生まれついての「白鳥」で、特別な努力をせずとも「美しさ」という面においては最初から大きなアドバンテージを持っていた。「華」とか「オーラ」とか、人々をついつい惹き付けてしまうもの、磁力のようなものは、これは真央ちゃんや羽生選手のような、ごく限られた人に贈られる神様からのプレゼントなのだろう、と思う(真央ちゃんや羽生選手が努力していないと言ってるのではありません)。宮原選手は残念ながら、というか別に残念でも何でもなくごく普通の事なのだけれど、そういったものを神様から授けられて生まれて来た人ではないと思う(勿論人によってはそうじゃない、彼女には天性の華がある、と感じる方もいらっしゃると思いますが)。けど人間って、何が幸いするか分かりませんね。宮原選手は恐らく、自分には天性の美や華がある訳じゃないから、その分努力して、それらを身に付けよう、身に付けたい!という気持ちがかなりおありだったんじゃないか?と想像します。そう、「意欲」が。これこそ最も大事なもので、その気持ちこそが向上心であり、探究心であり、全ての「始まり」「出発点」となるものだと思うんですよね。彼女の表現に対する拘り、それを私は並々ならぬものと感じるので、そんな風に想像してしまうのです。「白鳥」は最初から美しいので、別にこれ以上、特別美しくなりたいとは思わないでしょう。白鳥は白鳥のままで十分美しく、人々を惹きつける事が出来るのだから。だからその分は、別の事、それが真央ちゃんにとっては3Aを始めとする超高難度ジャンプだったと思うのですが、そういった別の面に力を注ぎこんだ、傾注した、という事だったんだろうと、思います(あくまで想像ですが)。

天性の才能に恵まれている訳じゃなかったから、その分誰よりも努力する。表現面についてのみじゃなく、技術面に関しても同じ事が言えると思います。才能に恵まれた人は、なまじ恵まれている事が仇となって、努力をそこまでしない事も少なくないのではないでしょうか?努力しなくとも出来てしまえるのですから、当然と言えば当然ですね。出来ない人間は、努力せざるを得ないから、努力の量が凄い事になって、結果として天性に恵まれた人間の上に行く事も可能になる事もある。野村克也元監督が仰る様に、「不器用は器用に勝る」事が可能となる場合もあるのだと思います。野村元監督も、自分は不器用だった、野球選手としての天性の才能に恵まれていた訳では全く無かった、であるからこそ誰よりも努力し、考え、工夫し、頭を使うようになった、もし自分が中途半端に器用な人間に生まれていたなら、今の自分はなかったであろう、というような趣旨の発言を、著書で何度もされています。私は宮原選手の事を連想してしまいますね。勿論、「不器用」と言っても、トップアスリートの世界において不器用という意味なのであり、一般人とは元々レベルが違い過ぎる話ではあるのですが。

あれだけのジャンプ構成を、ほぼ安定して成功させ続ける事の出来る宮原選手は、やはり凄いとしか言い様がありません。スピン、ステップでも毎回ほぼ確実にレベル4を揃え、更に表現にも力を入れて、一つの「作品」として提示する能力の高さ。演技を見ていると、宮原選手が演技を楽しんでいる、今ここで、この演技を出来る事が嬉しい!という「気持ち」を持って演じておられる事が伝わって来て、見ている私まで心が弾みます。彼女は「演じる」事が好きみたいですね。そういうのって、自ずと伝わる物があって、今の彼女は技術面と表現面とが、車の両輪の如く、本当に上手く噛み合っている、という印象です。上り坂にある者だけが放つ、ある種の「オーラ」のような物さえ感じる様になって来ました(これはかつてのヨナ選手にも感じた事です)。日の出の勢いの宮原選手のこれからが本当に楽しみでなりません。






最終更新日  2016年02月29日 05時50分13秒
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2016年02月22日
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フィギュアスケートの試合を見ていて先ず何よりも嬉しいと思う事は、好きだと感じる選手がどんどん増えて行くという事。昨シーズンまではそれ程とも思っていなかった宮原選手や宇野選手の事を(宇野選手はジュニアだった訳ですが)、今季の私はもの凄く好きになって。彼らの演技を見る事が大きな楽しみの一つとなったし、階段を一段一段上がるごとに自信やオーラを身に付けて行く、輝きを増して行く彼らを見ていると、見ているだけの私まで大きなパワーを貰え、無条件でワクワクさせられます。あどけない表情をしていた選手が、どんどん「闘士」の顔に変わって行く。唯ひたすら前だけを見据えて、前進これあるのみという、若者だけが持つ特権。「若い」っていいな~、思わずそんな感慨に耽ってしまう。

今回の4大陸選手権、女子シングル女王に輝かれた宮原選手には、心からの称賛と、祝福の言葉を贈りたいです。
今季始まるまで、彼女がここまで躍進されるだなんて、予想していた人が一体どれだけいるのでしょう?少なくとも、私は全く思っても見ませんでした。昨シーズンのワールド銀メダリストであり、勿論期待出来る選手だと思ってはいましたけれど、ラジオノワの不調に助けられた感もある、「棚ぼた銀メダル」みたいな印象も抱いていましたから。また彼女は誰が見てもポテンシャルの高さが明らか、というタイプでもなく、特にジャンプの低さはど素人の眼にも一目瞭然で、そこまで「可能性」を感じさせる選手でもない、そんな印象でしたから。
事実彼女のジャンプはジャッジから高い評価を受けている訳ではなく、加点は非常に少ないです。そこそこの加点が見込めるのは、ステップやコレオシークエンス、レイバックスピン位で、他のトップ選手と比較しても加点の少なさは際立っている、そんな印象を受けます。それでも勝てるのは、ミスをしないから、それに尽きるのでしょうね。基礎点をきっちり取る、取り切る、そこにこそ彼女の強さがあるのだと思います。加点は見込めずとも、ルッツからのコンビネーションや2A-3Tといった難度の高いジャンプを安定して成功させることが出来る、ジャンプ構成のバランスが良い、こういった点が大きいのでしょうね。「精密機器のよう」と彼女を評する向きもある様ですが、私も全く同感です。勿論称賛して言っています。フィギュアスケートはほんの僅かな感覚の違いや、ほんの些細な心の揺れが、ミスに直結する競技です。精密機器のような安定感が武器になる、武器にする事が可能な選手というのは、本当に「強い」選手だと私は思います。言い方悪いかも知れませんが・・もしかしたら凄く失礼かも知れないのですが、「ループを跳べる、加点の少ないヨナ」、私は彼女を、そんな風にも思ってしまいます。

宮原選手は本当に、「技術」の選手だと思う。「職人」というイメージです。「氷上の職人」、余り褒めてる事にならないかな?持って生まれた輝かしい才能とか、人並み外れた身体能力とか、そういったものを感じる事は余り無いのですけど、職人魂のようなものを私は彼女に感じて感動してしまうのです。その職人魂は、勿論表現面にも徹底して込められていて、試合を重ねるごとに、どんどん深みを増して行かれているのがこれまた凄いと感じ入ります。
「ため息」での彼女は正に絶品、グランプリファイナルでの演技が一番好きだと思っていましたが、今回の4大陸での演技は更にその上を行くものでした。ラストのレイバックスピンを見ていて私は本当、鳥肌が立ちました。彼女の「想い」が奔流となって迸り出て来る、そんな素晴らしい演技だったと思います。今回に限らず、彼女の演技にはいつも「想い」が込められていますね。「小手先」で演じているのでは決してない(指先にまで神経の行き届いた彼女の演技はそれは淑やかで美しく、私はいつも感心させられるのですが)。だからこんなにも感動させられるのだと思います。表現面への飽くなき挑戦、探究心というものがひしひしと感じられ、そういった点においても非常に好感が持てるのです。

世界選手権が楽しみですね。相手云々ではなく、「宮原知子の演技」をして欲しいですし、見せて欲しいです。聡明な宮原選手の事、誰に言われずともご自身が一番良く分かっておられる筈ですけれど。メドヴェージェワやラジオノワ、ゴールドらとの白熱した手に汗握る戦いを見たいと期待しています。そして出来れば・・その中に、真央ちゃんが加わってくれたらと、そう願っています。


追記・宮原選手に対して「加点が極端に少ない印象」と書きましたが、それももしかしたら「過去」の事となる日も近いのかも知れません。今回の4大陸では彼女、12点近くの加点を得ているんですね。ジャンプへの加点はやはり、総じて少ないと感じますが、2度の2A-3Tへの評価は大変高いです。雀の涙程の加点しか与えられなかったスケートアメリカからNHK杯、グランプリファイナル、4大陸と、鰻上りと言っても差し支えない程に、評価が上がっています。凄まじい成長振りに改めて驚きました。






最終更新日  2016年02月25日 05時52分30秒
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2015年12月29日
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「辛い」とか「苦しい」とか「状態は最悪」とか、もっと発言しても構わないのではないでしょうか?
SPの後、今までに無いネガティヴな発言をされた真央ちゃんの事を考えていて思いました。正直、少しショックでもあったのです。これまでの彼女は、どんな状況であってもあんな弱気な、後ろ向きの発言をされる事は無かったですから。例えどんなに苦しくとも、内心血の涙を流しておられたとしても、彼女はひたすら「前」を向いている、そんな風に思って来ましたから。だから、その真央ちゃんが「あんな」発言をされたと知って、本当に驚きましたし、そこまで状態が悪いのか、追い詰められているのかと更に心配になりました。何とか3位以内に入って、世界選手権出場の切符を掴んで来て欲しい、そう願っていましたが、もしかするとそれも叶わないかも知れない、いやもしかしたらこの全日本を最後に引退されてしまうかも、とさえ思い、もう目の前が真っ暗に。恐らく多くの彼女のファンが、同じ様な思いでいらっしゃったと思うのですが。

しかし・・ふと思ったのですよね。こんな今までにない後ろ向きの、ネガティブな発言をされてしまった真央ちゃんの心は、かなり「軽く」なられたのではないかな?と。ずっと思ってきた事なのですが、真央ちゃんは何もかも、一人で抱え込んでしまうタイプでいらっしゃるような、そんな気がするのです。苦しんでいる事があったとしても皆に心配をかけまいとして「大丈夫です」「何でもないです」と言ってしまうタイプではないか?と。或いはもしかしたらそれは、人への気遣いなどではなく、「自分の弱さを見せられない弱さ」、なのかも知れません。
けど人間って、驚くほど単純な一面も持っていて、辛い時や苦しい時に一言「辛い・・」と言ってしまったら、もうそれだけで心が軽くなって、最前程の辛さや苦しさを感じなくなっている事ってありますよね?「辛い」と口にすれば、もうそれだけで救われる部分って、絶対にあると思うんですよ。自分の中にある辛さや苦しさの存在を認めてあげて、それらを「解放」してやる。それだけで本当に驚くほど、心は軽くなる事を、私も体験的に知っております。なので今回真央ちゃんが初めて?あのような弱気な発言をされた事を、私はある意味、非常に喜ばしい事だ、と受け止める事にしました。そして今、思います。彼女はもっと、ネガティブな発言をしても良い、いやむしろするべきだ、と。
ネガティブな発言をする事によって確実に、ネガティブな感情は「解放」されます。それだけで心理的にもの凄く救われると思うんです。真央ちゃんの様な本当に生真面目で、一本気な性格の人には、何よりの「メンタルトレーニング」になるのではないか?そう私は思うのですが。

イメージが許さないでしょうか?「浅田真央」がネガティブな発言をする様になったら許せませんか?真央ちゃんは、常に「清く、正しく、美しく」あらねばなりませんか?私はそうは思わないです。彼女がネガティブな発言をするようになったとしても、「浅田真央」は「浅田真央」であり、彼女の「本質」が損なわれる事は全くない、そう思います。
ネガティブ、と言うと聞こえが悪いかも知れません、もっと率直になってもいい、という事です。いつもいつも「優等生」でなくても全然構わないんだよ、真央ちゃん!もっと自分を「解放」して上げて!絶対「楽に」なれるから!そう私は思います。






最終更新日  2015年12月29日 21時08分02秒
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2015年12月13日
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フィギュアスケートの試合を見て、こんなに興奮したのはいつ以来だろう?
ふとそんな感慨に耽る程、素晴らしい演技が続出した2015年のグランプリファイナルでした。
羽生選手、宇野選手、フェルナンデス選手、パトリック、
メドヴェージェワ、宮原選手、ラジオノワ、ワグナー、
「神演技」の続出にワクワクとドキドキが止まりませんでした。皆さん本当に素晴らしかった!

特に宇野選手。「トゥーランドット」を見ていて、私は本当に号泣してしまいました。
何なんだろう、彼のあの表現力の凄まじさは?まだ少年の面影を残した(というか実際まだ少年だけど)、愛らしいともいえる容貌の小柄な選手。
それがリンクに立ち、いざ音楽が流れ出すと一転、まるで別人になったかの如く氷上を彼の色に染めていく。まるで音楽によって新たな生命を吹き込まれたかのように。自由自在に音楽を操り、遂には音楽さえも彼の「配下」になってしまうかのようだ。あの荘厳な「トゥーランドット」をここまで自分の物として表現し尽くせるとは・・もう言葉が無いです。まだ17歳ですよ?高校生ですよ?一体何をどうしたらこんな演技が出来るのか、こんなにも「魅せる」演技が出来るのかと、唯々呆然とさせられます。
人間って、二つのタイプに分かれるのかも知れないですね。「何を演じても自分自身」になってしまう人と、「他の誰かに成り切れてしまう」人と。それはもしかしたら生まれ持った、天性の物であり「宿命」であるとさえ、言えるものなのかも知れないです。羽生選手は前者であり、宇野選手は後者である、と個人的には感じます。
「何を演じても自分自身」、このタイプは生まれながらの「スター」であると思います。超有名な、スターと言われる芸能人を思い浮かべてみて下さい。大抵、前者のタイプですよね?特に「大スター」と言われる人程、そうした傾向は強いと思います。「大スター」「スター中のスター」であればある程、実はそこまで「演技力」に秀でている訳ではない事に気付きます。彼らは「演技力」などという次元を超越した地点で輝いており、「自分自身」であるだけで、唯それだけで磁力を発する事の出来る、人々を魅了する事の出来る、正に選ばれし人々なのです。
対する後者は、自分自身を捨てる事によって輝けるタイプです。自分ではない誰か、に成り切れば成り切る程、その威力は凄まじいものとなります。逆説的ではありますが、自分自身を捨てる事によって、その事によって却って自分を輝かせる事が出来るのですね。
羽生選手が天性の「スター」であるならば、宇野選手は天性の「役者」である、そう思います。得難い個性を持つ二人が、こうして同じ時代に生を享け、同じ時代にフィギュアスケーターとして輝いてくれる事、互いに切磋琢磨して行ってくれるであろう事、を私は心の底から嬉しく思います。
役者タイプ、演技派といえば、宮原選手も該当するかも知れません。「ファイアダンス」といい「ため息」といい、別にこれといったストーリーがある訳ではありませんが、それでも彼女は「役」に成り切っていると感じます。「演じている」と感じます。宮原知子は宮原知子であるのだけれど、演技の中において彼女は「宮原知子」ではない、と。しかも年々、益々、試合を経るごとに彼女の役者魂、女優魂には磨きがかけられて、今回のファイナルでの演技は正に圧巻でした。特に「ため息」での彼女は絶品ですね。文字通り、思わず知らずため息が漏れてしまうかのような素晴らしい演技でした。

それにしても、本当に凄い大会だった、と思う。羽生選手の快挙に関してはもう、何をか言わんや、という所だし、女子ではメドヴェージェワが素晴らしかった。実は今まで彼女の演技は動画でしか見た事がなく、凄い選手と思いはしてもそれ程感じ入るものはなく、その実力には少々懐疑的でさえいたのだけれど、う~ん、やはり「凄い」選手だったのですね、彼女は・・やはりテレビの大画面で見るのと、パソコンの小さな画面で見るのとでは印象が全然違う。正直、素晴らしいと感動してしまった。彼女も若干16歳、シニアに上がって来たばかりの選手ですよ?それなのに、なんと上手い「演技」をされるのだろう、とビックリしてしまいました。彼女も敢えて分類するとすれば「演技派」タイプではないか?と思う。ロシアの女子ならば、リーザやラジオノワは「スター」タイプかと私は思うのだけど、彼女は「自分自身」を武器にして、燦然と輝けるタイプではない。見た目はリーザやラジオノワと比較するといまいちパッとしないと言うか、正直「地味」だとさえ感じてしまう。可愛らしい顔をされているし、あの細身のスタイルは何と言ってもこれからの彼女の「武器」になるものかも知れないと、期待もするのだけれど(お願いだから太らないで!)、それにしても何というか「華」がない、というか・・(失礼な事言って本当に申し訳ないです)。けど、彼女も宇野選手と同じく、いざリンクに立つと人が変わったかのようになる。宇野選手程、音楽を自分の物とされている、とまでは思わないけれど(表現力があるとは思わないけれど)、「演技力」は凄い、と感じる。哀愁漂うあの雰囲気は、生半な16歳が醸し出せるものとは思えない。
ラジオノワのいかにも年齢相応、の「演技」と比較すると、彼女の凄さ、本質がよく分かるのではないだろうか?(注・ラジオノワは「スター」タイプなのであれでいいのです。)
ラジオノワもミスはあったけれど、渾身の演技には私は心から感動させられました。メダリストになった3選手には心からの拍手と、感謝の気持ちを表したいです(それにしてもこのメンバーの中で宮原選手が銀メダリストに輝かれるとは、失礼ながら予想していなかったです、本当に凄い事ですね!)。

真央ちゃんは悔いの残る演技だったと思います。悔しいでしょうね、さぞかし。これからこうした「試練」を迎えるのかも知れませんが、まぁ、私があれこれ思い煩っても仕方がない事です。浅田真央は私達ファンが思っているよりずっとずっと「強い」人である筈なので、彼女について心配する事は止めました。
素晴らしい演技と共に、色んな「人間模様」を垣間見る事の出来た大会でもあったなぁ、としみじみ思います。私たちが想像も出来ない位の、凄まじい重圧に打ち勝った羽生選手、もうてきと~に手を抜いて欲しいと思う位ですが・・
失意のSPから一転、素晴らしいFSで魅せてくれたパトリックとワグナー。優勝候補だったのにどうしちゃったの?だったグレイシー。正に悲喜こもごもで、「ドラマ」を見ている様でした。







最終更新日  2015年12月14日 03時45分09秒
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2015年11月09日
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私は真央ちゃんに、誤らなければならないと思う。

これまでの私は、真央ちゃんがあれ程までに3Aに拘り続けるのが理解出来なかった。完璧な3Aを跳び続けておられたとしたなら話は全く別ですが、ほぼ毎回の様に回転不足を取られるジャンプを跳び続けるなんて、一体どういう了見なのだろう?回転不足になる事がほぼ確実な3Aを跳ぶ事に精根込めるよりもその分を、他のジャンプを質よく跳ぶ事に重点を置いた方が遥に良いだろうに、と思っていたのですね。3Aに殆ど全てを捧げておられる様な印象を受け、その分「表現する事」「演じる事」がおざなりになっているような、そんな印象さえ受けていました。
浅田真央が今より一層素晴らしいスケーターにアップグレードする為には、3Aへの拘りを捨てなければならないだろう、3Aを跳びながら、芸術的表現力をアップさせる事は、流石に無理があり過ぎるだろう、そう思っていました。
しかし、どうでしょうか。復帰を果たした真央ちゃんはこれまで3回、3Aを跳びましたが、3回とも回転不足の判定は受けませんでした。どころか3回目、先日の中国杯でのFSでは、息を呑むほど見事な、素晴らしい3Aを決めてみせたのです。私がこれまで見て来た彼女の3Aの中で、最も見事な3Aでした。浅田真央史上、最高の3Aであったと言っていい出来であったと思います。こんな見事な、華麗なる3Aを休養明けの復帰初戦で跳んでみせた真央ちゃん。凄いとしか言いようがないですし、同時に私は、色々な事を考えさせられました。

先ず、回転不足を取られるから~、とか何とか言って、彼女が3Aを跳ぶことを諦めてしまっていたら、今回の、華麗なる3Aは見る事が出来なかったであろう、という事。回転不足になる事を恐れず、挑戦し続けたからこそ、今回の様な非の打ちどころのない3Aを跳ぶことが出来る様になったのだ、という事。つまり、「目先」の事だけ考えれば、確かに彼女が3Aに拘り続けた事は、それ程賢い選択とは言えなかったかも知れないけれど、遠くない「将来」の事まで視野に入れれば、回転不足だろうが何だろうが、3Aを跳び続けた彼女の判断は、間違ってはいなかった、正しかったのだ、という事。「結果論」かも知れませんが、そう思わせられました。
また私は3Aか、表現力か、という風に、二者択一で真央ちゃんのスケートを考えていた、と思います。それも間違っていた事が明らかになりました。3Aを捨てなくても、彼女の芸術的表現力は以前とは比較にならない位、アップしたと感じますし、プログラムの完成度を高める、究める事へと彼女の意識がはっきり向けられている事も感じ取る事が出来ました。
結果的に私は、全て間違っていたんですよね。というか、真央ちゃんを見くびっていた、のだと思います。甘く見過ぎていました。真央ちゃんのファンだと言いながら、何時の間にやら偉そうに、彼女の保護者か何かになったような気分でいたのだと思います。ご免なさい、真央ちゃん。あなたを信用していなかった。信じていなかった。心から反省しています。と同時に、真央ちゃんが私を「見返して」くれた事を心から嬉しく思います。「な・め・ん・な・よ」、もう5年も前のCMですが、あのCMの真央ちゃんが思い出されます。そう、「なめんなよ、浅田真央だぞ」、この意気です!

3A以外のジャンプに関しては、やはり課題も見えました。というか以前と全く同じです・・単発ジャンプでは加点も貰える様になって来ましたし、いい感じ、なのですがやはりコンビネーションが・・そういう意味では彼女は正に埼玉ワールド時点のレベルにきっちり戻して来られたと言える訳ですね、良くも悪くも。
SPでルッツというのは流石にどうなんだろう?リスクが高過ぎる、と思いますし、これから先どうされるのかは分かりませんが、個人的には真央ちゃんが、SPからルッツに挑戦、というのは応援したいのです。というのも3Aの例に見る通り、やはり試合で跳び続ける事によってしか、本物のルッツを跳べるようにはならないだろう、と思うからです。「e」を恐れていては、何時まで経っても試合本番でルッツを跳べるようにはならないだろう、と思うのですよね。
これから先万が一、3Aを跳べなくなってしまったとしても、ルッツが跳べるのであれば世界のトップクラスで闘っていける筈ですから、ここは一つ、本腰を入れて正確なルッツを習得出来る様、「試合で」跳び続けて行って欲しいです。SPに組み込んで来るという事は、練習では殆ど完璧なルッツを跳んでおられるという事ですから、後は試合で跳び続けるしかない、と考えます。「目先」の勝利のみを考えるなら、これは不利な作戦かも知れません。しかし将来の大きな成果を得る為には、これがベストではないか?と思うのですよね。
唯、3F-3Loは・・これは流石に無理ではないかと思います・・一度3F-3Tを跳んでみて欲しいのですが・・

ジャンプといえば、男子シングルのボーヤン・ジン選手!4Lz-3Tなどという、あり得ないとしか言いようのないジャンプを見事に(これが重要)決めておられましたね。ビックリし過ぎて、腰を抜かしそうになりました。余りにあっさり、綺麗に決めてしまわれたので、一瞬3Lzか?と思ってしまった程でした。いや~、凄すぎます。身体全体がピンと張ったバネのようで、強靭な筋力の持主であろうことがよく分かります。キビキビとした動作が小気味よいですね。スピンも上手いので、スケーティングスキルを向上させられれば、とてつもないスケーターに成れそうです。中国が、シングル競技でも本気を出して来たら恐いぞ、と思ってはいましたが、いやこれは、想定外、規格外の選手が現れたと言っていいのではないでしょうか?眼が離せませんね。






最終更新日  2015年11月10日 04時36分52秒
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2015年11月01日
カテゴリ:カテゴリ未分類
いや~、凄かったですね、羽生選手とパトリック。私はこのお二人がとりわけ好きなので、またソチ五輪シーズンの様な、火花飛び散る闘いが見られるのかと思うと、本当に嬉しくてワクワクします。
今回、特にフリーは、このお二人のそれぞれ真骨頂!と言える演技を見る事出来たのではないでしょうか?

特に羽生選手。何だか久々に「羽生結弦」を見たような気がして、懐かしいような気分にさせられました。「SEIMEI」はこれ完全にプログラム名「羽生結弦」、でしたよね(笑)。あの射る様な眼!ギラギラした羽生選手が大好きな私としては、あんな羽生選手を久々に見る事出来て、本当に嬉しかったです。安倍晴明、だったかと言われれば恐らく全然違うのだろう、と思いますが、羽生選手がもう一つの意味を込めたと仰っていた「生命」そのもの、ではありました。羽生選手の生命の迸る姿は本当に魅力的だ。そして狂おしいまでに「自分」を表現出来る羽生選手を羨ましい、とさえ思ってしまう。
今回の彼を見ていて思ったのだけど、というか前からずっと思っていた事ではあるのだけど、羽生選手も決して「演技力」に秀でた選手ではない、という事。演技力を、自分を殺して別の誰かを演じる事、別の人物に成り切る事、だと定義すれば、むしろ全く演技力など無いのではないか?とさえ思ってしまう。彼の演技にはいつもいつも「自分」というものが隠しようも無く出てしまって、けどそれは否定されるべき事では全然無く、むしろそんな時、自分を全開にして勝負してくる時ほど、彼の魅力は弥増さるように思える。無理して「自分」を抑えようとしている時の彼は全然魅力的じゃない。自分という存在が剥き出しになればなる程、曝け出せば曝け出す程魅力的になる、それが羽生結弦だと私は感じます。そういう意味では、彼は生まれついての「スター」だと、そう言えるのかも知れないですね。
「スター」の多くがそうである様に、彼もある意味もの凄くアクの強い人だから、受け付けない人は絶対受け付けないだろうな、って思う。好き嫌いがはっきり分かれるタイプ。ファンも、アンチも、両方多いというのはだから私にはとてもよく分かる。好きであれ嫌いであれ、あの存在感はちょっと無視出来ないものだもの。羽生結弦?ど~だっていい、好きでも嫌いでもない、興味ない、というフィギュアスケートファンは少ないんじゃないかな?
羽生選手について考えていると、私は本当に止まらなくなり、どんどん深みに嵌って行きそうになります。ので、この辺りで止めておきます(笑)。前から散々書いていますし。けど、とにかく「観察」していてこんな面白い人は滅多にいないです。色んな意味で目が離せません。本当に面白い人だと思います。

「SEIMEI」が果たして、プログラム名「羽生結弦」、ではなくなる時が来るのか?「SEIMEI」が「SEIMEI」になった時、それはどんな衝撃を私たちに与えてくれるのだろう?楽しみに待つ事にします。
それにしても次はNHK杯か・・重圧が半端じゃないだろうな・・ふてぶてしいようでいて繊細なのが羽生選手なので、かなり心配です。SPから良い演技を見たいのですが・・

パトリックの演技も鳥肌ものでした。彼はジャンプさえ決まれば無敵だろう、と思います。相変わらず異次元の「滑り」でした。私は彼の、あのリンクのギリギリ、本当に壁にぶつかりそうなスレスレの所を超高速で滑って行くあの技術が、本当に凄いと感嘆します。彼の演技はいつもそうですが、これぞ「フィギュアスケート」というものだと思います。余計なものは要らないのです、彼の場合は。唯純粋に美しいスケートがある、それだけでいいのがパトリック・チャンです。






最終更新日  2015年11月02日 04時03分11秒
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2015年10月27日
カテゴリ:カテゴリ未分類
いや~、凄かったですね、昨夜の山田選手。ホークスに向いていた流れを一気に断ち切る3連発でした。スワローズのファンは、今夜は嬉しくて眠れないのではないでしょうか?スワローズファンでも何でもない私でさえ、いまだに興奮冷めやらず、といった感じですもの。これは面白くなって来ました!

と言っても私は別にスワローズを応援している訳ではないです。セ・リーグ代表として頑張って貰いたいと思ってはいますけれど、ホークスも好きなチームですから。そういう意味ではどちらが日本一になったとしても全然構わない。唯、「良い試合」が見たいだけなんですよね。ヤフオクドームでの第1戦、第2戦を見た限りでは、正にホークスの「完勝」、スワローズの「完敗」、といった印象を受け(唯、特に初戦に関しては後述します様に見るべき点もありました)、余りにも一方的な展開でつまらない、と思っていました。あれ程猛威を振るったヤクルト打線が、いやらしかったヤクルト打線が、まるで借りて来た猫のようにシュンとしてしまって、武田、バンデンハーク両投手に物の見事に封じ込められてしまっていました。第1戦は4安打、第2戦は3安打、これではなかなか勝つ事は難しい。唯、光明?も見えました。スワローズの堅守が光り、ホークスは第1戦、15安打も放っておきながら4点しか獲る事が出来ませんでした。これ、守備が雑なチームであれば10点位獲られていても全然おかしくないんですよね。それを4点にとどめた、というところに、今年のスワローズの「強さ」を見た様な気がしました。ヤクルト打線は確かに凄かったですが、決してそれだけじゃないんだと。地味な様ですが堅守、好守も大きく「物を言い」、ペナントを勝ち取ったのだ、そう思います。
なので私は初戦に関してはそう悲観する事はない、むしろ胸を張るべきだ?と思った位なんです。15安打も打たれながら4点しか許さなかった、それを重視すべきだろう、と。そして同時に、これは来季以降のスワローズは恐いぞ、今年以上に絶対強くなる、そう思いましたね。このシリーズ、仮に敗れたとしても「もともと」です。最後の最後までもつれにもつれ、ギリギリの所で何とか優勝を掴み取ったヤクルトと、圧倒的な強さを誇って優勝した最強ソフトバンク、どちらが強いかなんて、恐らく誰の眼にも明らかでしょう。見るべき点は勝敗ではなく、「内容」であると、そう私は思っていました。勝つにせよ負けるにせよ、どのような内容で勝つのか、或いは負けるのか。それが最も重要な事であり、それこそが見るべき点である、そう思っていたのですね。その意味においては、今までの所、ヤクルトはよくやっている、と思います。

中村捕手を観察しているのも面白いです。面白いなんて言っちゃ申し訳ないんですけど、やっぱり面白い(笑)。いや、本当にどれだけ大変でいらっしゃる事だろう、と思うと想像するだけで胸が痛くなる位なんですが。何しろセ・リーグにはこれ程までにプレッシャーを与える打線というものは存在しないし(あるとすればヤクルト打線でしょうが、ヤクルトバッテリーがヤクルト打線を相手にすることは当たり前ですが無いので)、1番から9番まで一瞬たりとも気を抜く事の許されないホークス打線を相手に、もう頭の中どうなっておられるんだろう?って色々想像してしまうんです。
そしてこれは来年以降恐いな、このシリーズは中村捕手をきっともの凄く成長させる筈、捕手としてきっと、一回りも二回りも大きく成長される事だろう。けどそれは、ジャイアンツ、タイガースにとっては脅威以外の何物でもない訳で。タイガースはともかく、来季のジャイアンツは全く期待する事が出来ず、正直真面目にBクラス、下手すれば最下位も、十分あり得ると思うんですが(高橋新監督には失礼ながら)、これは益々「差」を付けられる事にもなりそうだ、そう思ってしまうんですよね・・

それにしても高橋由伸「選手」を見るのは今季限りだったなんて、ほんの数週間前までは想像もしていなかったですね。井端選手も。勝負強い、値千金打を放てるこの2選手が来季以降おられないなんて、ジャイアンツにとっては死活問題になるのでは?などと思わざるを得ないのですが。「選手」高橋由伸は恐いけど、「監督」高橋由伸は恐い存在ではないだろう、と思うのですが。まぁ、分かりませんけどね、こればかりは。それにしても来年からセ・リーグの監督は全員が40代、しかも6人中5人は外野手出身という、これはかなり珍しい現象ではないでしょうか?一気に世代交代の波が押し寄せたなぁ、という印象です。これが果たして吉と出るのか凶と出るのか、今の時点では何とも言えませんが、また熱い闘いが見られます様、良い意味での「混セ」を期待しています。
個人的にはホークスと日本シリーズを闘ったスワローズがまた一段ステージを上がる事になるのではないか?と期待する半面、怖くもありますね。









最終更新日  2015年10月28日 03時52分31秒
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2015年10月06日
カテゴリ:カテゴリ未分類
真央ちゃん、変わったな。
その事を痛感させられたジャパン・オープンでの演技でした。

休養前の彼女の演技は「ジャンプの為の演技」だったと思う、思い切って言い切ってしまえば。何よりも先ずジャンプを跳ぶ事に重点が置かれていて(それはある意味当然ではあるのだけど)、演技は二の次、三の次だった。というか殆ど考えてないんじゃ?とさえ感じてしまう事だって私はあったのだけど、明らかに彼女は変わりましたね。「蝶々夫人」はこれまでの様な「ジャンプの為のプログラム」、ではありませんでした。彼女のジャンプは、執拗なまでの拘りを見せていた彼女のジャンプは、「プログラムの為の」ジャンプへと進化を遂げていました。ジャンプだけではなく全ての要素が、「プログラムの為の」要素へと、明らかに変わった、と私には見えて、その事が何よりも嬉しいのですよね。
「ジャンプの為のジャンプ」を跳んでいた真央ちゃんの演技はややもすると、ジャンプだけが突出して見えてしまい、演技に溶け込んでいない、悪目立ちする(ジャンプによって前後の流れが途切れてしまう)、という印象を与える事もあったと思うのですが、「プログラムの為の」ジャンプを跳ぶようになった彼女のジャンプは、演技に溶け込み演技に寄り添っています。なので彼女の演技は最初から最後まで非常に流麗で目を離す事が出来ません。気が付いたらはや演技は終わっている、という感じで4分間が非常に短く感じられます。ジャンプだけじゃない、スピンもステップもそう。「全てはプログラムの為に」、これを根幹に据えた彼女の演技は様変わりした、そう思います。

演じたい、表現したい、そんな彼女の「意志」「想い」は確実に彼女の中で育っていて、それをはっきり感じ取る事が出来たのがまるで長年の片想いが叶ったかのような心境で、本当に嬉しいの一言です。仕草の一つ一つに「表情」があった事、これまで「無表情」だった彼女の腕にも脚にも、表情がある事を感じ取れた事が本当に嬉しかった。あれだけ美しい腕や脚を持っていながら、それらが「語る」事が無いのを、本当に勿体なく感じていたので。「宝の持ち腐れ」だよ、真央ちゃん。どうしてその宝を活かそうとはしないの?誰もが授かれるものではないんだよ、そう心の中で思う事しか出来なかったのが本当に残念であり、悔しかった。けど、もうそんな思いとはサヨナラ出来そうです。彼女の身体が「語る」ようになったら、更には「歌う」ようになったら、浅田真央はどれだけの存在になれる事でしょう!想像するだけでワクワクします。これからの真央ちゃんはきっと、私の様な、超我がままで要求水準の高いファンの期待にも応えてくれる事だろうと確信しています。勿論、少しづつでいいんです。一歩一歩で。彼女の新たな才能が開花する日は近い、そう信じて、生暖かく見守って行きます。

衣装も本当に素敵ですね~。タラソワさんじゃないので、可笑しな衣装ではないだろう、とは思っていましたが(汗)柔らかな薄紫は、真央ちゃんに本当によく似合う。気高く誇り高い蝶々夫人のイメージともぴったり重なって凄く良いと思います。ただもうちょっとメークは濃くしてもよいように思うけど。
ローリーさんにも本当に感謝の気持ちで一杯です。真央ちゃんらしい上品な「蝶々夫人」で、彼女の美点を最大限発揮出来る様な振付ですよね。
こうして考えてみると、一年間の休養は、無駄どころではなく、むしろ必要なものであったのだ、と思えて来ます。ソチ以降も引き続き彼女が競技を続けておられたとしたら、こんなにも鮮やかに「変わる」事は出来なかっただろう、と思いますしね。やはりある程度スケートから距離を置き、その間様々な体験をされた事により、物の見方も違って来たりしたのでしょうし、ご自分の事もスケートの事も客観的に見る事が出来るようになられたりしたのでしょうね。
私は彼女のジャンプの技術が落ちてしまうのではないかと心配だったのですけど、全くの杞憂だったようです。むしろレベルアップしてるし!やはり勇気を持って「休む」「現場から離れる」事も、人間には必要な事なのだなぁ、とつくづく感じています。

「復帰」といえばパトリックもそうですね。お帰りなさい、パトリック!相変わらず異次元の滑りですね~、彼の滑りは。しかし男子はやはり、宇野選手に全てを持って行かれてしまった、という印象です。「トゥーランドット」の荘厳な音楽に全く負けていない17歳って・・恐ろしいとしか言いようがないです。






最終更新日  2015年10月06日 12時07分46秒
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