飲み屋の赤提灯だてに赤ではないのです。本日開店の合図だけなら、暖簾がかかるわけです。そこにプラスアルファして、あの明かり提灯をさげるわけです。闇夜に遠くから目に入るということだったわけです。目印ですね。目は五感の内、87%を占めると言われます。視認性を高めること。
誘蛾灯をご存知でしょうか。虫は明るいところめがけて飛び込んでゆく習性を利用したものです。「飛んで火に入る夏の虫」という言葉を聞いたことあるかと思いますがほんとうに火を焚いていると虫が炎の中に飛び込んでゆくんですよね。人間も暗い性格よりも、一般的には明るい性格の人に人が集まりますよね明るいところに客が集まる本能に近い習性を利用したのが誘客。
いっぽう、福島県山都町の都部落では、農家の自宅をそのまま蕎麦屋さんにして予約だけで営業しているのです。客単価は3000円、シーズンの日曜日などは1日だけで売り上げが150万円にもなると言います。細い山道を県外ナンバーが高級車が東京からも高速を使って3時間かけてお客さんがやってくるのです。水蕎麦を太い梁がむき出しの築100年以上の建物で食べさせるのです。わざわざ予約して遠方から客が行きたくなる営業形態を開発して、口コミになるような仕掛けをした人がいるわけです。
集客力は、人が行きたくなるような魅力を磨き上げ、それを求めている人へ伝える情報提供力です。今日、愛地球博、最終日ですよね。最近博覧会は、入りは予想を下回り収支決算が赤字になるところが多かったが地球博は、見込み1500万人のところ大幅に予想を上回り2200万人を越えるようです。当初は、マンモスの展示やら話題を盛りあげたものの不評だった。そこで大会関係者は、弁当持込をOKにしたり、日よけをつくったりと改善点をうまくアピールしていった成果がでて、開幕前の予想を越える入場者になりましたネ。
今、うまくいってないとしても、どこに問題があるのか。改善をはかり、それを知らせるアピール広報を、どのようにうまくすすめてゆくかが集客力へつながります。「ほぅ、では行ってみるか」と足を運びたくなるようにです。それを知った方が、足を運ばずにはいられないと思ってしまうくらいのインパクトを与えれれば大丈夫でしょう。
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