|
カテゴリ:カテゴリ未分類
磐越東線の船引駅構内にて、「杉沢の大杉」のポスターが目に入った。船引駅からは国道349号線を北上するとまもなくのようだったので、どんな巨木なのかこの目で確かめたいと思い車で向かいました。
天にそびえる「ご神木」。幾本もの枝枝がうねりながら四方に広がる岩代町、杉沢の大杉。あまりのスケールにどう写真に収めようか迷うくらいの大きさでした。 ノンフィクション作家・柳田邦男さんは出逢った時のことを次のように表現している「老巨樹はすべてを見てきた。どんな苦難にも耐えてきた。すべてを知っている。なのに何もか語らず、何もわめかず、動こうとせず、悠々閑々として立っている。黙っているのにこちらの心を揺さぶる」と・・・ 杉の単木としては、日本国内でも最大級と言われている。こんなに大きいのでは落雷なども考えられようが、落雷しない磁場にあるのか又は奇跡的に落雷にあわない運のいい巨木なのか 樹齢:600~1000年と言われている。 樹高:50m 幹周:12.6m 場所は、国道349号線沿い、福島県二本松市杉沢(旧・安達郡岩代町)。 国道に案内板があり、国道から約60mほど東側に入ったところ。 小さな売店があり、地元でとれた野菜やお弁当、植木などを販売していまた。 私は、切干し大根とらっきょう漬けを買ってみた。 地元の同年代らしき人がいたので地面に2ヶ所盛り上がっていることを尋ねましたら、樹木医さんが肥料を施したのだそうです。また子供のころは、樹の中に人が入れる室があって、その木の中で花火を上げると煙が樹の上にでるんですよとまるで昨日のことのように話すのでした・・・今では穴はふさがれ樹の保存優先になっていますが、昔は柵も何もなかったので近所の子供たちのいい遊び場だったんですよと。垂れ下がった枝から樹に登ったものでした。今ではその枝は落とされて登れなくなっていますがと。またフクロウが住んでいてある日、老衰でか根元に落ちて死んでいたのをみたこともありますよと、今ではフクロウは住んでいないようです。 県内にこんなにも大木の杉を見たのは初めてでした。実際にすぐそばでみるとポスターや写真では感じられないものがございます。直接訪れてみるとそのスケールとこの樹の生命力を感じさせられます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|