2008/07/12(土)08:46
知っていることと、できることは別。
知識として知ってはいても、できないことがあります。
わかっちゃいるけど、できないことです。
これって、漢字を読むことはできても、いざペンを持ち手書きで漢字を書こうとするとあれ、思い出せない、書けないということはありませんか。昨今は、パソコンでの文字入力、漢字変換に頼りぱなしで、いざ漢字を書こうというときに漢字が読めても書けなくなってしまったという体験に似ています。
できるということは、知識とはべつものと考えたほうがいいわけです。体で覚える、体験、反復学習して覚えた経験が、『 できる 』につながるわけです。何度も見ていても自ら手を出して体で覚えなければ、『 できる 』ようになりません。
身体で覚えないと身につかないこともあるのです。反復練習することで、身体は覚えます。身に付きます。集中してやると、マスターするのも早くなります。
そこで集中する方法は・・・・
「集中してください」と言われて集中できますでしょうか。
集中という抽象的な概念を明確に捉えることが難しいように、それって難しいことなのです。
昔、座禅をしに曹洞宗のお寺に通ったことがありました。
無想無念になって空の世界に浸ってくださいと言ったかどうかは忘れましたが、
なかなか雑念ばかりが逆に浮かんでくることのほうが多かったので、僧侶に伺いをたてました。
「せっかくの時間ですから、思い浮かんだことをメモしていいでしょうか」と集中して考える時間に
利用する許可をもらって坐禅の時間を、考えることに使ったことがありました。
静かですから、考えることに使ったら最高にいい空間だと思ったのでした。
スポーツの集中方法の一つに、「ワン・ツー」があります。
テニスのボールを打ちかえすのに、ワンバウンドした瞬間を「ワン」
そしてラケットに当たった瞬間を「ツー」と言いながら打ち返すのです。
そうすることによってボールが楽に打ちかえせるようになるのです。
集中は、成果をあげるためのものです。
望むべき成果をあげるための集中方法として心構えと打法のリズムをうまくとることによって
成果を上げる方法です。