オンリーワン理念は、思いや志を文字にて表現してまとめたものです。言葉のチカラです。

2008/09/15(月)21:38

秋蛍&柳橋歌舞伎

郷土の歴史(81)

郡山駅から阿武隈川を渡り東に約12キロ。あぶくま山系に囲まれた郡山市中田町に風流な秋祭りが開催されます。海老根長月宵まつり「秋蛍」と柳橋歌舞伎の同時に開催です。海老根和紙の行燈が稲穂がたわわに実った田のあぜ道に並びます。 今宵は、中秋の名月。名月と秋蛍。日が落ちるころ、ろうそくに火が入ります。ろうそくは、約3時間ほど輝きを保つそうです。今年6回目の開催で、行燈の数は約500個とのことです。みそづくりに大豆を煮る大鍋で2ヶ分豚汁をつくり来場者には、無料でふるまってくれます。そのうえ、お代わりどうぞと声をかけます。 田んぼの畦ですので、秋の鈴虫がチロチロと鳴き、ゆらゆらゆれる行燈のあかり、そして空には中秋の名月です。全国各地の中秋の名月の祭りの中でも、この町のまつりは、風流な催しでありましょう。 いちばん奥に昨年も他の絵と比べて趣のある行燈墨絵が並んでいたので今年はどんなものかなと覗き込んでおりましたら、筍伸会の渡辺さんから声をかけられました。やはり自分達の描かれた墨絵をよく見る人をみると気になるものなのですね。 宵まつり 誰が名付けた 秋蛍 海老根の里に 月も微笑み 海老根・手漉き和紙 海老根伝統手漉和紙保存会 〒963-0712 郡山市中田町海老根字北向38 (工房は別場) TEL 024-943-4264 明かりになれた生活から、中秋の名月の月あかりとろうそくの行燈のひかり。アナログの光の中に身を置くとなぜか心が落ちつきますね。この祭りは、昔のなつかしい時間の流れを思い出す祭りです。素朴な祭りならではのものがあります。

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