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カテゴリ:坐禅
毎月25日は三春町の福聚寺にて参禅会でした。午後7時~9時までの2時間。25分を4回坐ります。 2回目の坐禅の初めに、住職の玄侑宋久さんが禅の言葉「八風吹けども動ぜず天辺の月」を解説されました。 「 八風吹けども動ぜず、天辺の月 」 八風とは、人間関係に例えられます。利(リ)、衰(スイ)、毀(キ)、誉(ヨ)、称(ショウ)、譏(キ)、苦(ク)、楽(ラク)の八つである。 八風とは、人の心を惑わす8つの要素です。 「利・哀」とは、意にかない、意に反する。 「毀・誉」とは、豹変して陰でけなす、陰でほめる。 陰でほめられることは、いちばん浮足立つ、 「称・譏」とは、面と向かってほめる、面と向かってけなす。 風に善し悪しがないように、世間の評価も出くわした時に動じない心を持ちましょう。 「苦・楽」とは、文字通り苦しいこと、楽しいこと。 逆風に舞い上がってはいけない、意に反すること、陰でけなされる、面と向かってけなされても動じない。 月があるじゃないか、月が仏性、月はどんなことがあってもきれいなまんま。 他人の評価はいろいろ、ようは何を志しているのか、大地にに生えた木のようなもの、揺れますが根を張って生きています。根っこがどこに生えているのか。根っこが生えたつもりでお座りくださいと、、、。 私たちの人生は、この八風に翻弄されています。 人にほめられれば喜び、馬鹿にされれば傷つき、喜怒哀楽の感情に振り回されてしまいます。 私たちが生きるということは、いわば毀誉褒貶(きよほうへん)や苦楽という 表裏一体の風に吹かれながら歩み続けることだといわれています。 風向きが変わるたびに動揺しないように、確固たる信念を持つことが肝要ですね。 坐ることによって平常心を養い、心根をしっかりと張れるようにしたいものです。 なお、世の中には坐る代りにトイレを磨いている人もあります。 人それぞれ、その人にあった心根を養う方法があります。 たのしみは 坐禅会にて 腑に落ちる 禅の言葉を 耳にしたとき 青山俊董著より禅の言葉「八風吹けども動ぜず天辺の月」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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